特許
J-GLOBAL ID:200903083158648383

三軸試験装置および方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野田 茂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-026062
公開番号(公開出願番号):特開平10-206303
出願日: 1997年01月23日
公開日(公表日): 1998年08月07日
要約:
【要約】【課題】 三軸方向の応力状態を制御して、実際の土構造物内の土要素が受けている応力状態に近い三次元応力状態下での土の変形特性や強度定数を求めることができ、構造や試験操作が簡単な三軸試験装置を提供する。【解決手段】 立方体供試体10を三軸セルTCに配置し、その水平方向に直交する2つの主応力方向のうちの一方を中間主応力方向として、中間主応力制御システム30による荷重を付与する。また、他方を最小主応力方向としてセル液による圧力を付与する。さらに、鉛直方向を最大主応力方向として、鉛直荷重を鉛直圧縮荷重装置VLによって付与する。中間主応力制御システム30によって中間主応力を制御することにより、実際の土構造物内の土要素が受けている応力状態に近い三軸圧縮応力状態と平面ひずみ圧縮応力状態と三軸伸張応力状態の間の三次元応力状態下での土の変形特性や強度定数を求める。
請求項(抜粋):
互いに直交する第1主応力方向、第2主応力方向及び第3主応力方向の応力を、それら3つの主応力方向の夫々に対して垂直な3対の側面を有する略々直方体形状の供試体の夫々の側面に加えて試験を行う三軸試験装置において、前記供試体を内部に配設する圧力室と、前記圧力室の外部の載荷手段が発生する力を前記供試体へ伝達することによって前記供試体に第1主応力方向の圧縮応力を加えるための、一対の挟持体を含んでなる第1圧縮応力印加手段と、前記供試体に第2主応力方向の圧縮応力を加えるための、一対の挟持体を含んでなる第2圧縮応力印加手段と、前記圧力室の内部に圧力を発生させ、その圧力をもって、前記供試体に加わる第3主応力方向の圧縮応力とするための、圧力発生手段とを備え、前記第2圧縮応力印加手段が、第2主応力方向の圧縮応力を制御するための応力制御手段を装備している、ことを特徴とする三軸試験装置。

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