特許
J-GLOBAL ID:200903083170754644
水平軸風車
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
荒船 博司
, 荒船 良男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-159848
公開番号(公開出願番号):特開2006-336505
出願日: 2005年05月31日
公開日(公表日): 2006年12月14日
要約:
【課題】アップウィンド型の水平軸風車において、暴風時にヨー駆動手段が機能していなくともロータ及びブレード後縁が風下に靡く待機形態を確保でき、この待機形態によりブレード後縁から暴風を避けてフラッタの発生を低減し、ひいてはブレードその他の暴風時設計荷重を低減する。【解決手段】本水平軸風車は、カットアウト風速を超えると、風力によるナセル2のヨー回転を許容する所定の制動値にヨーブレーキを制御するとともに、すべてのブレード4a〜4cをフェザーにする(図1(a))。次に、ブレード4a〜4cを1枚ずつ順次反転フェザーにする(図1(b)→(c)→(d)→(e))。以後、運転モードの復帰まですべてのブレード4a〜4cを反転フェザーの状態に保持する。以上の過程でナセル2がヨー回転しロータがタワー1より風下側に配置され、すべてのブレード4a〜4cの前縁が風上を向く(図1(e))。【選択図】図1
請求項(抜粋):
ハブと少なくとも2枚以上のブレードとを有するロータと、
前記ハブに接続された主軸を介して前記ロータを軸支するナセルと、
前記ナセルをヨー回転自在に支持するタワーと、
前記ブレードのピッチ角をそれぞれ独立に制御する独立ピッチ制御装置と、
前記ナセルのヨー回転を制御するヨー制御装置とを備え、
所定値以下の風速時に前記ヨー制御装置の制御により前記ロータを前記タワーより風上に配置し前記ロータの回転を介して風力を利用する運転モードと、前記所定値を超える風速時に前記運転モードに備えて待機する待機モードとを有するアップウィンド型の水平軸風車において、
(1)前記独立ピッチ制御装置は、前記所定値を超える風速時に、すべての前記ブレードをフェザーにする第1ステップと、前記第1ステップ後に前記ブレードを1枚ずつ順次反転フェザーにする第2ステップと、前記第2ステップ後に前記運転モードの復帰まですべての前記ブレードを反転フェザーの状態に保持する第3ステップとからなる制御動作を有し、
(2)前記ヨー制御装置は、前記所定値を超える風速時に、風力により前記ナセルに負荷されるヨー軸周りのトルクによるヨー回転を許容する制動値にヨーブレーキを制御する制御動作を有し、
前記待機モードとして、前記(1)(2)の制御動作を実行することにより前記ロータを前記タワーより風下に靡かせることを特徴とする水平軸風車。
IPC (3件):
F03D 1/00
, F03D 1/06
, F03D 7/04
FI (4件):
F03D1/00
, F03D1/06 A
, F03D7/04 E
, F03D7/04 Z
Fターム (10件):
3H078AA02
, 3H078BB07
, 3H078BB12
, 3H078BB16
, 3H078CC05
, 3H078CC47
, 3H078CC52
, 3H078CC63
, 3H078CC68
, 3H078CC80
引用特許:
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