特許
J-GLOBAL ID:200903083175767167

車両用動力伝達装置の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-177186
公開番号(公開出願番号):特開平6-042627
出願日: 1984年12月18日
公開日(公表日): 1994年02月18日
要約:
【要約】【目的】高速走行中のダウンシフト時、エンジンがオ-バ-ランすることを防止した車両用動力伝達装置の制御装置を提供することを目的とする。【構成】高速走行中に運転者が設定トルク比選択装置を操作してダウンシフトした際に、選択したトルク比が大きすぎた場合でも、入力部材回転数がエンジンの最大許容回転数付近に設定された設定値を越えた時には、シフト信号発生装置が出力する信号に関わりなく無段変速装置のトルク比を現状トルク比に維持するようにしたので、入力部材回転数がエンジンの最大許容回転数を越えるようなことがなく、エンジンのオ-バ-ランが防止できる。
請求項(抜粋):
トルク比を連続的に変化可能な無段変速装置を備えている車両用動力伝達装置の制御装置において、最小トルク比から最大トルク比にわたって連続的に設定された複数のトルク比の中から運転者の操作により任意のトルク比を選択し出力する設定トルク比選択装置3と、前記無段変速装置の入力部材の回転数を検出する入力部材回転数検出センサ7と、前記無段変速装置の出力部材の回転数を検出する出力部材回転数検出センサ8と、前記設定トルク比選択装置3の設定位置に応じて前記無段変速装置のトルク比を制御するトルク比制御装置4と、該トルク比制御装置4の出力信号に応じて前記無段変速装置の入力及び出力部材間のトルク比を変化させるアクチュエ-タ9とを備え、前記トルク比制御装置4は、前記入力部材回転数検出センサ7及び前記出力部材回転数検出センサ8からの出力信号を入力して前記無段変速装置の現状トルク比を検出する現状トルク比検出手段41と、該現状トルク比検出手段41からの現状トルク比と前記設定トルク比選択装置3の操作量に応じたトルク比を検出する設定トルク比検出装置32からの設定トルク比信号とを入力し、現状トルク比の設定トルク比に対する割合が1より小さい所定値より小さい時には前記無段変速装置のトルク比を増大させるダウンシフト信号を出力し、該割合が1以上の時には前記無段変速装置のトルク比を減少させるアップシフト信号を出力し、該割合が所定値以上で且つ1より小さい時には前記無段変速装置のトルク比を現状トルク比に維持する信号を出力するシフト信号発生手段42と、前記入力部材回転数検出センサ7からの入力部材回転数を入力し該入力部材回転数が設定値を越えた時に、前記シフト信号発生手段42が出力する信号に関わりなく前記無段変速装置のトルク比を現状トルク比に維持する信号を前記アクチュエ-タ9に出力するダウンシフト阻止手段43とからなることを特徴とする車両用動力伝達装置の制御装置。
IPC (8件):
F16H 61/12 ,  F16H 9/00 ,  F16H 59:10 ,  F16H 59:24 ,  F16H 59:36 ,  F16H 59:40 ,  F16H 59:42 ,  F16H 59:78

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