特許
J-GLOBAL ID:200903083191049568

デツドロツク検出処理方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三好 秀和 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-184668
公開番号(公開出願番号):特開平5-027993
出願日: 1991年07月24日
公開日(公表日): 1993年02月05日
要約:
【要約】【目的】 デッドロックチェック時のCPUのオーバーヘッドを軽減する。【構成】 あるタスクが資源確保のために待ち状態に入る時には、タスクを単にデッドロックチェック候補タスクキューの最後尾につなぐだけにし、また、デッドロックチェック候補タスクキューにつながれているタスクのいずれかがしきい値として設定される一定時間以上経過しているかどうかを周期的に判断し、一定時間以上つながれているタスクがある場合にのみデッドロックチェックを実行するようにする。こうして、一定の待ち時間が経過するまでに待ち状態から解放される多くのタスクについてはデッドロックチェックせずとも済むようにし、デッドロックチェックの回数を削減することによりCPUのオーバーヘッドを小さくする。
請求項(抜粋):
マルチタスク環境をサポートするオペレーティングシステムにおいて、タスクを表すメモリ上の制御ブロックと、資源を表すメモリ上の制御ブロックがあり、タスク制御ブロックは資源を確保しようとして確保できない場合に、資源を表す制御ブロックを指して待ち状態に入り、資源を表す制御ブロックはその資源を確保しているタスク制御ブロックを指すようにし、待ちタスクより指している制御ブロックを順次たどって行ってループをなす場合にデッドロックであることを検出し、デッドロックを検出した場合に、いずれかの待ち状態のタスク制御ブロックの待ちを強制的に止め、資源要求の元となったシステムコールをエラーリターンさせることによってデッドロックを回避するデッドロック検出処理方式において、現在時刻を計測する時計装置と、前記待ち状態のタスク制御ブロックをつなぐデッドロックチェック候補タスクキューを記録するエリア、タスク制御ブロック内にデッドロックチェック候補タスクキューにつながれた時刻を記録するエリア、および待ち状態に入った時刻から現在時刻までの経過時刻と比較するためのしきい値を格納するエリアを有する記憶手段と、一定の周期で動作し、待ち状態に入ったタスク制御ブロックが所定のしきい値を超えて待ち状態にとどまっていないかどうかをチェックする待ち時間チェック手段と、待ちタスク制御ブロックをデッドロックチェック候補タスクキューの最後尾につなぐタスクキュー接続手段と、前記待ち時間チェック手段が前記デッドロックチェック候補タスクキューにつながれたいずれかの待ちタスク制御ブロックがしきい値を超えて長い時間待ち状態にとどまっていることを検出した場合に、前記デッドロックチェック候補タスクキューのデッドロックチェックを実行し、デッドロックを検出した時に強制エラーリターンを行ない、デッドロックを検出しない時に当該待ちタスク制御ブロックを前記候補タスクキューから外すデッドロックチェック手段を備えて成るデッドロック検出処理方式。
IPC (2件):
G06F 9/46 340 ,  G06F 12/00 535

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