特許
J-GLOBAL ID:200903083197195310

立方体状炭酸カルシウムの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊丹 健次
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-350590
公開番号(公開出願番号):特開平7-196316
出願日: 1993年12月29日
公開日(公表日): 1995年08月01日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】炭酸塩溶液、カルシウム塩溶液に反応緩衝剤を添加して調整される、炭酸塩溶液及びカルシウム塩溶液を混合し炭酸カルシウムを製造するに際し、炭酸塩溶液をカルシウム塩溶液中、又はカルシウム塩溶液を炭酸塩溶液中に、70〜1200秒の時間内で滴下混合し、混合系内温度を5〜40°Cに維持し炭酸化反応を行い、混合終了後90秒以上経過後、混合溶液に水溶性塩又は水溶性酸を、混合系内に存在する炭酸カルシウムに対し0.01〜5重量%添加し、さらに炭酸カルシウムの水懸濁液を水洗し、下記の要件を充たすように調製し粒子径が0.1〜20μmの立方形状炭酸カルシウムを得る。(ア)炭酸カルシウム濃度が3重量%の水懸濁液中におけるアンモニウムイオン、アルカリ金属イオンの存在量の総和が500ppm以下。(イ)炭酸カルシウム濃度が3重量%の水懸濁液の電気電導度が1000μS/cm以下。【効果】二次凝集がほとんど無く、分散性が良好で個々の粒子が均一、かつ高温安定性、経時安定性に優れている。
請求項(抜粋):
炭酸塩溶液及びカルシウム塩溶液の何れか一方又はその両者に、0.001〜2.0mol/l の反応緩衝剤を添加して調製される、炭酸イオン濃度が0.1〜3.0mol/l の炭酸塩溶液と、カルシウムイオン濃度が0.1〜3.0mol/l 、且つ炭酸イオンに対するカルシウムイオン濃度比が0.5〜2.0のカルシウム塩溶液を混合し炭酸カルシウムを製造するに際し、炭酸塩溶液をカルシウム塩溶液中、又はカルシウム塩溶液を炭酸塩溶液中に、70〜1200秒の時間内で滴下混合せしめ、混合系内温度を5〜40°Cに維持して炭酸化反応を行い、炭酸塩溶液とカルシウム塩溶液の混合終了後90秒以上経過した後、混合溶液にカルシウムと反応して水不溶性又は難溶性塩を生じる水溶性塩又は水溶性酸を、混合系内に存在する炭酸カルシウムに対し0.01〜5重量%添加し、さらに得られる炭酸カルシウムの水懸濁液を水洗し、下記(ア)、(イ)の要件を充たすように調製する、分散性が良好で且つ経時的に安定な粒子径が0.1〜20μm の立方形状炭酸カルシウムの製造方法。(ア)炭酸カルシウム濃度が3重量%の水懸濁液中におけるアンモニウムイオン、アルカリ金属イオンの存在量の総和が500ppm以下。(イ)炭酸カルシウム濃度が3重量%の水懸濁液の電気電導度が1000μS/cm以下。
IPC (5件):
C01F 11/18 ,  C08K 3/26 ,  C08L 67/02 KJR ,  C09C 1/02 PAC ,  C08J 5/18
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開平1-108117
  • 特開昭59-203728

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