特許
J-GLOBAL ID:200903083206649079

自動変速機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 福岡 正明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-103812
公開番号(公開出願番号):特開平11-280890
出願日: 1998年03月30日
公開日(公表日): 1999年10月15日
要約:
【要約】【課題】 自動変速機において、故障が生じた場合の対応としてのフェールセーフ制御を効率よく合理的に行なうために、その故障を精度よく確定することを課題とする。【解決手段】 変速指令通りのギヤ比が実現していないことを検出したときに、どのソレノイドバルブ111,112,121〜123がどのような形態の故障を生じているかを特定するコントロールユニット300を備え、該ユニット300は、連続する複数の運転期間のそれぞれで同一ソレノイドバルブが同一形態の故障を生じているときにその故障を確定する。故障の確定精度が担保され、故障に対する対応としてのフェールセーフ制御を誤りなく適正且つ合理的に行なうことが可能となる。
請求項(抜粋):
トルクコンバータと、該トルクコンバータを介してエンジンからの動力が入力される変速歯車機構と、該変速歯車機構の動力伝達経路を切り換える複数の摩擦要素と、油圧制御回路に備えられ、これらの摩擦要素に供給される作動圧を制御する複数のソレノイドバルブとを有し、これらのソレノイドバルブを制御することによって上記変速歯車機構のギヤ段を切り換えるように構成された自動変速機の制御装置であって、運転状態に応じて出力される変速指令通りに変速歯車機構のギヤ比が達成されないギヤ故障を検出するギヤ故障検出手段と、該検出手段でギヤ故障が検出されたときは、その検出があったのちエンジンが停止するまでの間、そのギヤ故障が検出されたギヤ段への変速指令の出力を禁止する変速指令禁止手段と、上記検出手段で検出されたギヤ故障に基づいて上記の複数のソレノイドバルブのうちから故障のあるソレノイドバルブを特定し且つその故障の形態を特定する特定手段と、複数回の連続したエンジンの始動から停止までの運転期間のそれぞれにおいて上記特定手段で同一のソレノイドバルブの特定及び同一の故障形態の特定があったときは、該ソレノイドバルブに故障があると確定し且つその故障の形態を確定する確定手段と、該確定手段で故障のあるソレノイドバルブの確定及びその故障形態の確定があるまでは、運転期間が終了する毎に上記変速指令禁止手段による変速指令の出力の禁止を解除する一方、上記確定があったときは、その確定のあった運転期間が終了し、次の運転期間が開始されても、その変速指令の出力の禁止を解除しない変速指令禁止確定手段とが備えられていることを特徴とする自動変速機の制御装置。
IPC (4件):
F16H 61/12 ,  F16H 61/16 ,  F16H 59:68 ,  F16H 63:12
FI (2件):
F16H 61/12 ,  F16H 61/16
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開昭61-169332
  • 特開昭61-169333

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