特許
J-GLOBAL ID:200903083225544962

ロール仕上機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋本 正実
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-129629
公開番号(公開出願番号):特開平10-314499
出願日: 1997年05月20日
公開日(公表日): 1998年12月02日
要約:
【要約】【課題】 複数段設けられた主ロール1,2と、これに対応して設けられた加熱ベッド1a,1bとから成るロール仕上機において、主ロールと加熱ベッドとの間から送り出された被処理物を次段の主ロールと加熱ベッドに受渡す機構を改良して、ベルトコンベアとして機能するベルト部材の早期摩耗を防止する。【解決手段】 受渡し機構15のサクションロール15aは矢印r方向に回転する中空部材で、その外周面は通気性を有し、その内部空間を排気管15fで真空吸引されている。上記サクションロール15aとガイドロール15cに、通気性を有する無端環状のガイドベルト15dが巻き掛けられて矢印e方向に周回動している。主ロール1から送り出された被処理物はサクションロール15aに吸いつけられてガイドベルト15dの上に載せられる。該ガイドベルト15dはサクションロール15aと一緒に回り、摺動しないので早期に摩耗する虞れが無い。
請求項(抜粋):
平行に配置されて回転せしめられる複数段の主ロールと、上記主ロールのそれぞれに対向せしめて配置された加熱ベッドとを具備し、洗濯済みの布製被処理物を前記複数段の主ロールと加熱ベッドとの間に順次に通過させてプレス処理するロール仕上機において、上記複数段の主ロールのそれぞれについて、当該主ロールと次段の主ロールとの間の受渡し部分、又は、当該主ロールから次工程への受渡し部分に、当該主ロールに隣接せしめてこれと平行に配置されたサクションロールと、上記サクションロールに接続されてその内部の気体を排出する手段と、上記サクションロールの下流側に位置して、当該主ロールから送り出された布製被処理物の重量を支持するガイドテーブルと、上記ガイドテーブルの下流端に、回転自在に取り付けられたガイドロールと、前記ガイドテーブルの上面に摺触せしめて、前記サクションロールおよびガイドロールに巻き掛けられた、通気性を有する無端環状のガイドベルトと、前記サクションロールおよびガイドベルトを、主ロールの回転方向と反対の方向に、かつ、該主ロールとほぼ等しい周速で回転せしめる駆動手段と、前記ガイドテーブルの下流端付近に固着されて、前記ガイドロールおよびガイドベルトと干渉しないようにその両側に位置せしめられて、下流側に向けて突出する嘴(くちばし)状のガイドプレートと、を具備していることを特徴とするロール仕上機。

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