特許
J-GLOBAL ID:200903083265980471

カテーテル瞬時後退装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和子 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-508248
公開番号(公開出願番号):特表平9-504189
出願日: 1994年08月31日
公開日(公表日): 1997年04月28日
要約:
【要約】カテーテルを患者の血管内に挿入した後、トロカールを自動的に後退させるためのトロカール・カテーテルアセンブリは、トロカールの後退を付勢するバネと、カテーテルの血管への挿入の際にトロカールをその突出位置に保持する解除可能な保持機構とを有する。一実施例では、カテーテルは、内部通路を有する取手に取り外し可能に装着される。カテーテルを血管に挿入後に取手をカテーテルから取り外すと、解除可能な保持機構が駆動され、バネの影響下でトロカールを取手通路内に引き込ませ、これによって、トロカールの尖状端部を使用後に収納する。他の実施例では、挿入器具は、閉鎖位置と開放位置の間で移動可能な1対の翼部により構成される。翼部は、閉鎖状態にあり、カテーテルを血管に挿入する際にユーザが把持し、これにより開放位置へ移動する。この翼部の開放位置への移動により、解除可能な保持機構が駆動され、トロカールは後方へ引っ張られ、その結果、その尖状端部はバネの影響下でカテーテル通路内に引き込まれる。
請求項(抜粋):
内部通路を有するカテーテルと、該カテーテルを患者の血管内に挿入する際に使用するための、突出位置にあるときカテーテル通路から突出する露出した尖状端部を有するトロカールとを備える静脈カテーテル装置において、 血管とカテーテルとの間の導通を確保するためにトロカールの尖状端部を患者の血管内に挿入する際に使用される、ユーザによる手動操作のための挿入器具を備え、該挿入器具は内部通路を定める構造を有し、この構造において、前記トロカールは、該内部通路からカテーテル通路を経由して外方へ突出する突出位置にあるとき、挿入器具と解除可能に係合し、 前記挿入器具とトロカールとの間に接続され、前記トロカールをその突出位置からカテーテル通路内へ後退させるよう付勢するバイアス手段と、 前記カテーテル及びトロカール尖状端部を血管内に挿入する前および挿入している間、前記トロカールをその突出位置に保持し、前記カテーテルを血管内に挿入した後、ユーザによる前記挿入器具の手動操作に応じて前記トロカールと前記挿入器具との係合を解除し、前記バイアス手段の影響下で前記トロカールをその突出位置から前記カテーテル通路内に後退させる解除可能な保持機構とを備える静脈カテーテル装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-015481
  • 特開平3-015481

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