特許
J-GLOBAL ID:200903083294506690

電子走査式レーダ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 相田 伸二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-050682
公開番号(公開出願番号):特開2007-232383
出願日: 2006年02月27日
公開日(公表日): 2007年09月13日
要約:
【課題】時分割受信型電子走査型レーダにおいても、方向性を利用した干渉抑圧が可能な、電子走査式レーダ装置の提供【解決手段】サンプリングされたビート信号RDを、各アンテナ素子について時間方向に複数の短時間データSDに切り出す。短時間データSDの周波数スペクトルから、干渉波の干渉成分周波数を検出する。干渉波の干渉成分周波数から、干渉波の折り返し前周波数の候補(fBB)を複数生成し、各候補について位相補正を行う。補正後の周波数に対してデジタルビームフォーミング処理を行って、方位方向の電力の最大ピーク(図10のP1,P2,P3,P4)をそれぞれ抽出し、最大のピーク電力(図10のP2など)を示す周波数候補を選択して、干渉成分の到来方位を推定する。推定された干渉成分の到来方位から、当該干渉成分を抑圧するフィルタを作用させ、干渉成分を抑圧する。【選択図】 図5
請求項(抜粋):
連続波からなる送信信号を、放射自在な送信アンテナ、複数のアンテナ素子からなる受信アンテナ、前記複数のアンテナ素子で受信される受信信号と前記送信信号をミキシングして、前記複数のアンテナ素子に対応した複数チャンネル分のビート信号を得るミキサ、前記ミキサと前記複数のアンテナ素子間に設けられ、前記複数のアンテナ素子を選択的に前記ミキサに接続する切替えスイッチ、前記ミキサで得られたビート信号を所定のサンプリング周波数でサンプリングして前記複数のアンテナ素子に対応した複数チャンネル分の受信データを得る、A/D変換器、前記A/D変換器によりサンプリングされた前記複数チャンネル分の受信データに基づいて物標の距離、相対速度などを検出する、物標検出部、を有する、電子走査式レーダ装置において、 前記サンプリングされた前記複数チャンネル分の受信データを、各チャンネルについて時間方向に複数の短時間データに切り出す、短時間データ切出し部、 前記各チャンネルについて、前記複数の短時間データの周波数スペクトルを算出する、周波数スペクトル算出部、 前記周波数スペクトルから、干渉波の干渉成分周波数を検出する、干渉周波数検出部、 前記干渉波の干渉成分周波数から、前記干渉波の折り返し前周波数の候補を複数生成し、各候補についての位相補正量を演算生成して、該位相補正量に基づいて前記干渉成分周波数について位相補正を行う、複数の位相補正部、 前記各位相補正後の前記干渉成分周波数に対してデジタルビームフォーミング処理を行って、前記各周波数候補について方位方向の電力の最大ピークをそれぞれ抽出する、複数の最大ピーク方向抽出部、 前記各周波数候補の最大ピークの中で、最大のピーク電力を示す前記周波数候補を選択して、当該選択された周波数候補の前記最大ピーク電力の方位から、前記干渉成分の到来方位を推定する、干渉方向選択部、 前記推定された干渉成分の到来方位から、当該干渉成分を抑圧するフィルタを前記短時間データ切出し部で切り出された短時間データに作用させ、前記干渉成分を抑圧する、干渉方向成分除去部、 前記干渉成分が抑圧された前記短時間データを、マージして切り出し前の長さのデータに復元する、バッファ部 を有し、 前記復元されたデータに基づいて、前記物標の距離、相対速度などを検出することを特徴とする、電子走査式レーダ装置。
IPC (2件):
G01S 13/32 ,  G01S 7/35
FI (2件):
G01S13/32 ,  G01S7/35
Fターム (12件):
5J070AB15 ,  5J070AB17 ,  5J070AC02 ,  5J070AC06 ,  5J070AC13 ,  5J070AD09 ,  5J070AE01 ,  5J070AF03 ,  5J070AH26 ,  5J070AH39 ,  5J070AK04 ,  5J070AK35
引用特許:
出願人引用 (5件)
  • レーダ装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-029788   出願人:トヨタ自動車株式会社
  • レーダ装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2003-359149   出願人:三菱電機株式会社
  • レーダ装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-092541   出願人:株式会社デンソー
全件表示

前のページに戻る