特許
J-GLOBAL ID:200903083318298589

アジ化物を含まないガス発生剤組成物と製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-502807
公開番号(公開出願番号):特表平8-500813
出願日: 1994年05月18日
公開日(公表日): 1996年01月30日
要約:
【要約】ガス発生剤によって発生されるガスの毒性を減ずる、自動車又は航空機の乗員安全拘束バッグを膨脹させるための組成物と方法。比較的低エネルギーの窒素含有燃料を、例えばアルカリ金属塩のような燃焼速度促進剤と組み合わせて、迅速な燃焼速度を維持しながら、ガス発生剤の燃焼温度を低下させ、それによって生成ガスの毒性を減ずる、アジ化物を含まないガス発生組成物を形成する。エアーバッグの膨脹手段として受容されるほど高い燃焼速度を維持しながら、燃焼温度を下げると、ガス発生剤によって発生されるNOxとCOとのレベルが低下する。この組成物はCO発生量を制限するための酸化剤と、濾過しやすい凝集性物質を生ずるためのスラグ形成剤とをさらに含むことができる。
請求項(抜粋):
1.少なくとも1種の比較的低エネルギーの窒素含有燃料と、有機酸のアルカリ金属塩を含む少なくとも1種の燃焼速度促進剤とを含む、自動車又は航空機の安全拘束装置を膨脹させるために有用な、燃焼時にガスを発生する、アジ化物を含まないガス発生組成物。 2.前記比較的低エネルギーの窒素含有燃料が硝酸グアニジン、オキサミド、蓚酸アンモニウム、炭酸水素アミノグアニジン、硝酸グリシン、ヒドラゾジカルボンアミド又はアゾジカルボンアミドから成る群から選択される請求項1記載のガス発生組成物。 3.前記有機酸がテトラゾール、ビテトラゾール又はトリアゾールから成る群から選択される請求項1記載のガス発生組成物。 4.前記有機酸が5-アミノテトラゾール、5-ニトロテトラゾール、5-ニトロアミノテトラゾール又はビテトラゾールから成る群から選択される請求項1記載のガス発生組成物。 5.スラグ形成物質をさらに含む請求項1記載のガス発生組成物。 6.酸化剤をさらに含む請求項1記載のガス発生組成物。 7.前記酸化剤がアルカリ金属又はアルカリ土類金属の無機硝酸塩、亜硝酸塩及び塩素酸塩又は過塩素酸塩から成る群から選択される請求項6記載のガス発生組成物。 8.酸化剤対燃料の比が燃焼生成物中に酸素が少し過剰になり、燃焼生成物中の酸素含量が約5%未満であるように選択される請求項6記載のガス発生組成物。 9.前記比が、燃焼生成物中に見込まれる酸素量が燃焼生成物の約2%未満であるような比である請求項8記載のガス発生組成物。 10. スラグ形成物質が粘土、タルク、シリカ、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム又はケイ酸第1鉄から成る群から選択される請求項5記載のガス発生組成物。 11. 亜鉛塩又はアルカリ土類金属塩から成る群から選択される金属塩をさらに含む請求項1記載のガス発生組成物。 12. スラグ形成組成物をさらに含む請求項6記載のガス発生組成物。 13. 燃焼中の比較的高い燃焼速度をなおも維持しながら、ガス発生剤組成物の燃焼時の毒性の窒素酸化物と一酸化炭素とを減ずる又は除去する方法において、比較的低エネルギーの窒素含有燃料を有機酸のアルカリ金属塩を含む燃焼速度促進剤と結合する工程を含む前記方法。 14. 前記比較的低エネルギーの窒素含有燃料が硝酸グアニジン、オキサミド、蓚酸アンモニウム、炭酸水素アミノグアニジン、硝酸グリシン、ヒドラゾジカルボンアミド又はアゾジカルボンアミドから成る群から選択される請求項13記載の方法。 15. 前記有機酸がテトラゾール、ビテトラゾール又はトリアゾールから成る群から選択される請求項13記載の方法。 16. 前記有機酸が5-アミノテトラゾール、5-ニトロテトラゾール、5-ニトロアミノテトラゾール又はビテトラゾールから成る群から選択される請求項13記載の方法。 17. 酸化剤を加える工程をさらに含む請求項13記載の方法。 18. スラグ形成物質を加える工程をさらに含む請求項13記載の方法。 19. 前記酸化剤が亜鉛塩又はアルカリ土類金属塩から成る群から選択される金属塩をを加える工程をさらに含む請求項13記載の方法。 20. スラグ形成物質を加える工程をさらに含む請求項17記載の方法。 21. 少なくとも1種の比較的低エネルギーの窒素含有燃料と、有機酸のアルカリ金属塩を含む少なくともl種の燃焼速度促進剤とを含む、乗り物の安全拘束装置を膨脹させるために有用な、燃焼時にガスを発生する、アジ化物を含まないガス発生組成物において、少なくとも1種の前記比較的低エネルギーの窒素含有燃料が前記アジ化物を含まないガス発生組成物の燃焼温度を下げることにより燃焼時の毒性の窒素酸化物と一酸化炭素とのレベルを減じ、少なくとも1種の前記燃焼速度促進剤が前記アジ化物を含まないガス発生組成物の比較的高い燃焼速度を維持する前記組成物。
IPC (2件):
C06D 5/00 ,  B60R 21/26
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開平2-225159
  • 特開昭48-028605
  • 特開平4-265292
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