特許
J-GLOBAL ID:200903083335068260

可動羽根水車の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 駒田 喜英
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-284350
公開番号(公開出願番号):特開平7-119609
出願日: 1993年10月19日
公開日(公表日): 1995年05月09日
要約:
【要約】【目的】可動羽根水車において、模型試験,オンカム試験を省略しても、実物水車のランナベーン,ガイドベーンの設定開度を最適な組み合わせで制御できる。【構成】圧力検出器8と電力計10と計算機11とを備え、運転中の総落差がデータベースの総落差に対し10%以上差があるときは、既存のカムカーブデータに従い、発電機出力を所定の部分出力に設定し、ランナベーン開度またはガイドベーン開度の一方を固定し、他方のガイドベーン開度またはランナベーン開度を変化させて水車効率を求め、得られたカム特性を計算機に新しいデータとして登録し、このデータに基づいて可動羽根水車を制御し、運転中の総落差が既存のデータベースに対し10パーセント以内のときは、既存のカムカーブデータから計算し、得られたデータに基づいて可動羽根水車を制御する。
請求項(抜粋):
ランナベーン,ガイドベーンの2種類の制御機構を有する可動羽根水車において、インデックス差圧を検出する圧力検出器と、発電機出力を検出する電力計と、計算機とを備え、運転中の総落差が既存のデータベース中の総落差に対し10%以上の差があるときには、前記計算機から最も近いカムカーブデータを呼び出し、このカムカーブデータに従いランナベーン及びガイドベーンを制御して発電機出力を所定の複数の部分出力に設定し、それぞれの部分出力に対し得られたランナベーン開度またはガイドベーン開度の何れか一方を固定し、他方のガイドベーン開度またはランナベーン開度を定められた範囲に変化させて、定められた式に前記総落差,前記発電機出力及びインデックス差圧を代入して水車効率を求め、その効率値,試験のとき設定したガイドベーン開度,ランナベーン開度から各ランナベーン開度に対し最高効率が得られるガイドベーン開度または各ガイドベーン開度に対し最高効率が得られるランナベーン開度を決定し、これらのデータに基づいて前記総落差に対するガイドベーン開度とランナベーン開度との関係を示すカム特性を求め、このカム特性を前記計算機に記録し、これらの水車の現地試験データを集積し、所要発電機出力に対し前記作成されたカムカーブデータに従ってランナベーン開度,ガイドベーン開度を最適に組み合わせるように制御し、運転中の総落差が既存のデータベース中の総落差に対し10%以内の差のときには、最も落差が近い2つのカムカーブデータから制御すべき総落差に対するガイドベーン開度とランナベーン開度とを求め、所要発電機出力に対し前記作成されたカムカーブデータに従ってランナベーン開度,ガイドベーン開度を最適に組み合わせるように制御することを特徴とする可動羽根水車の制御装置。

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