特許
J-GLOBAL ID:200903083476507985

アンモニアを含む排水を処理するための方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-163827
公開番号(公開出願番号):特開平9-323088
出願日: 1996年06月04日
公開日(公表日): 1997年12月16日
要約:
【要約】【目的】少量のNH3を含有する大量の排水中に含まれるNH3を分離取得してN2とH2Oに分解する、省エネルギー的かつ無公害的なプロセスを提供する。【構成】アンモニア放散塔から排出される、NH3が除去された塔底液と熱交換して昇温したNH3を含有する原排液を放散塔に供給し、塔内で系内を循環する不活性ガスと接触してNH3をガス中に放散させ、次いで理論量近傍の燃焼用空気と混合ガスを作った後、循環送風機で昇圧して得た吐出ガスをガス熱交換器による昇温手段を持つ酸化反応器で予熱した後酸化分解し、反応ガスは先の吐出ガスの熱交換器による昇温に利用後、循環ガスとして放散塔に送りその熱源として利用、一方剰余ガスは、必要に応じて顕熱と未反応NH3を水洗塔で回収して廃棄する。
請求項(抜粋):
アンモニアを含有する原排水を、液熱交換器で後記の塔底液と熱交換して昇温したのち、アンモニア放散塔の塔頂部に送り、当該原排水が塔内を降下する間に、塔底部に吹込まれて上昇する循環ガスと向流的に接触させ、当該原排水に含まれるアンモニアをガス中に放散させて、塔頂部より得られた塔頂ガスを後記の第2工程に送ると共に、所定のアンモニア濃度まで下がって塔底に達した塔底液は、前記の塔底液として原排水を加熱したのち廃液となる第1工程と、前記塔頂ガスにアンモニアの酸化分解用として所定量の空気を添加混合したのち循環送風機に送り、得られた吐出ガスは吐出ガスの自己燃焼熱による昇温手段と必要に応じて設ける補助加熱手段とを備えた酸化反応器に送りその中でまず前記昇温手段であるガス熱交換器により予熱したのちに高温反応室においてアンモニアを窒素と水蒸気に酸化分解し、得られた反応ガスは前記吐出ガスの加熱に利用したのち、その少なくとも一部は廃ガスとして系外に廃棄するか、必要であれば廃棄の前に水洗を行い、その保有する顕熱と未分解のアンモニアがあればそれも同時に水中に吸収回収してアンモニア放散塔に戻し、残部の反応ガスは前記の循環ガスとしてアンモニア放散塔の塔底部に吹込む第2工程とからなるアンモニアを含む排水を処理するための方法。
IPC (5件):
C02F 1/58 ZAB ,  B01D 53/58 ,  B01D 53/86 ,  C02F 1/02 ,  C02F 1/20
FI (5件):
C02F 1/58 ZAB P ,  C02F 1/02 Z ,  C02F 1/20 B ,  B01D 53/34 131 ,  B01D 53/36 E

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