特許
J-GLOBAL ID:200903083492137861

コンクリート構造体の補強方法およびそれによって得られる補強構造、並びにそれに用いるクッションスペーサ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西藤 征彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-022527
公開番号(公開出願番号):特開平10-220032
出願日: 1997年02月05日
公開日(公表日): 1998年08月18日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】コンクリート構造体の補強工事に際し、コンクリート粉塵が接着面に付着することがなく、しかもアンカー周囲にも充分にグラウト剤が充満するコンクリート構造体の補強方法、並びにそれに用いるクッションスペーサを提供する。【解決手段】コンクリート構造体の壁面3に、アンカー取り付け用穴2が形成された鋼板1を、アンカー6で固定し、壁面3と鋼板1の隙間にシール材を充填して鋼板1と壁面3とを一体化する補強方法であって、アンカー取り付け用穴2の周囲に、グラウト剤8の侵入を妨げない板状弾性多孔質体からなるクッションスペーサ10をコンクリート構造体の壁面3に押し付けた状態で鋼板1をコンクリート構造体に対設してアンカー6で固定したのちグラウト剤8を充填し、クッションスペーサ10に囲われた内側空間Pにもグラウト剤8を充満させるようにした。
請求項(抜粋):
コンクリート構造体の壁面に、アンカー取り付け用穴が形成された補強板を、上記コンクリート構造体壁面に対し所定間隔Hを保つように対設し、その状態で、上記補強板をアンカーで固定し、上記壁面と補強板の隙間にグラウト剤を充填して補強板と壁面とを一体化する補強方法であって、上記補強板として、上記アンカー取り付け用穴の周囲に、下記のクッションスペーサAを、そのアンカー挿通用の穴を上記補強板のアンカー取り付け用の穴に合わせた状態で接合したものを準備し、上記クッションスペーサAをコンクリート構造体の壁面に押し付けた状態で補強板をコンクリート構造体に対設してアンカーで固定したのちグラウト剤を充填し、上記クッションスペーサAに囲われた内側空間にもグラウト剤を充満させるようにしたことを特徴とするコンクリート構造体の補強方法。(A)アンカー挿通用の穴を有し、厚み寸法Kが上記間隔Hよりも大きい板状弾性体からなり、上記弾性体が、アンカー挿通用の穴内へのグラウト剤侵入を妨げない素材で形成されているクッションスペーサ。
FI (2件):
E04G 23/02 F ,  E04G 23/02 E

前のページに戻る