特許
J-GLOBAL ID:200903083578466299

ラスタープリンタ及びその印字位置整合方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木村 高久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-111798
公開番号(公開出願番号):特開平5-305747
出願日: 1992年04月30日
公開日(公表日): 1993年11月19日
要約:
【要約】【目的】プリンタ記録紙の送りとそれに対する印字位置との整合を簡単に補正して且つこれを常に適正に維持することのできるラスタープリンタ、及びその印字位置整合方法を提供する。【構成】このラスタープリンタは、ラスター印字される記録紙を搬送するための搬送機構にエンコーダを係接させ、このエンコーダを通じて記録紙の送り量をモニタしつつ1ラスター毎の印字位置を決定する。そして、このモニタされる記録紙1ラスター分の送り量をパルス数nとするとき、このnの値が、記録紙の実際の送り量に対し何ラスターに1回の割合で誤差を生じるかを求め、ラスター数がこの求めた値の倍数となる毎に、その誤差の符号に応じて、上記パルス数nを±1補正する。
請求項(抜粋):
ラスター印字されるプリンタ記録紙を搬送するための搬送機構に係接されて、プリンタ記録紙の該搬送機構による搬送速度に対応した周期を有するパルス信号を出力する第1のエンコーダと、前記プリンタ記録紙に直接係接されて、該記録紙の実際の送り速度に対応した周期を有するパルス信号を出力する第2のエンコーダと、前記第1のエンコーダの出力パルスについて予め同定されたプリンタ記録紙1ラスター分の移動量を示すパルス数nに基づきこの搬送されるプリンタ記録紙のラスター数を計数する第1の計数手段と、前記第2のエンコーダの出力パルスについてそのパルス数を計数する第2の計数手段と、同第2のエンコーダの出力パルスについてその前記第2の計数手段による所定の計数値Nに対応する前記プリンタ記録紙の搬送ラスター数Rが予め記憶された記憶手段と、前記第2の計数手段の計数値が前記記憶された所定の計数値Nに達する都度、前記第1の計数手段の計数値R’を取り込んで、該値R’と前記記憶された搬送ラスター数Rとの偏差に基づき前記第1のエンコーダから出力されるパルス信号の精度を演算する第1の演算手段と、この演算されたパルス信号精度に前記同定されたプリンタ記録紙1ラスター分の移動量を示すパルス数nを乗じた値の逆数として、前記第1のエンコーダから出力されるパルス信号に対する補正係数を演算する第2の演算手段と、該同定されたプリンタ記録紙1ラスター分の移動量を示すパルス数nに基づき前記プリンタ記録紙の搬送ラスター数を別途計数し、該計数値が前記補正係数値に達する都度、この同定されたパルス数nの値を1だけ加算若しくは減算補正しつつ、これらパルス数n及び(n±1)に基づいてプリンタ記録紙が1ラスター分移動したことを示すラスター信号を形成するラスター信号形成手段と、この形成されたラスター信号に基づいてプリンタ記録紙と該プリンタ記録紙に対する印字位置との相対的な位置関係を制御する制御手段と、を具えるラスタープリンタ。
IPC (3件):
B41J 19/76 ,  B41J 2/515 ,  B41J 11/42

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