特許
J-GLOBAL ID:200903083596988065

インバータ式X線高電圧装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋本 正実
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-061098
公開番号(公開出願番号):特開平7-272891
出願日: 1994年03月30日
公開日(公表日): 1995年10月20日
要約:
【要約】【目的】 電源設備容量の低減及び電源高調波障害除去を図り、また小容量電源で大出力のX線発生を可能とする。【構成】 交流電源30を第1の整流回路13で直流に変換し、それをインバータ回路4で高周波交流とし、それを昇圧,整流してX線管8に印加するインバータ式X線高電圧装置において、交流電源と第1の整流回路との間に交流リアクトル1を設け、第1の整流回路を、自己消弧可能なスイッチング素子131〜134とそれらに逆並列接続されたダイオードD1〜D4とでフルブリッジ型に構成し、透視時及び撮影準備期間のみそのスイッチング素子をパルス幅変調制御して交流電源の電流と電圧を同相とし、かつ第1の整流回路の出力電圧を設定値にする電流,電圧制御回路17を設け、撮影準備期間は第1の整流回路の出力電圧を平滑するコンデンサ3に電源電圧よりも高い電圧を充電し、この電圧を撮影時のインバータ回路の入力電圧とする制御手段を設ける。
請求項(抜粋):
交流電源を整流する第1の整流回路と、この第1の整流回路の出力電圧を平滑する平滑コンデンサと、この平滑コンデンサの出力を高周波の交流に変換するインバータ回路と、このインバータ回路の出力電圧を昇圧する高電圧変圧器と、この高電圧変圧器の出力を整流する第2の整流回路とを備え、この第2の整流回路の出力電圧をX線管に印加してX線を発生させるインバータ式X線高電圧装置において、前記第1の整流回路は、自己消弧可能なスイッチング素子とこのスイッチング素子と逆並列に接続されたダイオードとの接続体を少なくとも2つ以上含む全波ブリッジで構成され、この全波ブリッジと前記交流電源との間に接続された交流リアクトルと、前記交流電源の電流と電圧の位相差及び前記平滑コンデンサの電圧とその設定値との誤差に応じて前記第1の整流回路のスイッチング素子をパルス幅変調制御し、前記交流電源の電流と電圧の位相を一致させると共に前記平滑コンデンサの電圧を設定値に制御する電流,電圧制御回路と、透視時は、前記電流,電圧制御回路により前記交流電源の電流と電圧の位相を一致させると共に前記平滑コンデンサの電圧を設定値に制御し、この平滑コンデンサの電圧を前記インバータ回路に入力させ、撮影時は、前記平滑コンデンサの電圧の設定値を前記電源電圧よりも高い撮影時設定値に設定し、X線曝射前の撮影準備期間に前記電流,電圧制御回路により前記交流電源の電流と電圧の位相を一致させると共に前記平滑コンデンサの電圧を前記撮影時設定値に制御し、撮影時設定値に達した後に前記スイッチング素子をオフし、その後のX線曝射信号により前記インバータ回路を動作させて撮影時設定値に達した前記平滑コンデンサの電圧を前記インバータ回路に入力させ前記平滑コンデンサからのみ撮影時の電力を供給させる制御手段とを具備することを特徴とするインバータ式X線高電圧装置。

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