特許
J-GLOBAL ID:200903083600307671

高張力電縫鋼管の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 潮谷 奈津夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-113703
公開番号(公開出願番号):特開平8-283852
出願日: 1995年04月14日
公開日(公表日): 1996年10月29日
要約:
【要約】【目的】 サスペンションアーム等の自動車足廻り部材に要求されている加工特性特に曲げ加工性、張出加工性および伸びフランジ成形性に優れた高張力電縫鋼管を製造する。【構成】 C:0.01〜0.10% 、Si:0.005〜1.0%、Mn:1.0〜1.6%、Al:0.01 〜0.05%、N:0.001 〜0.004%、S:0.005%以下、Ti+Nb+V:0.01% 以下、残り: Feおよび不可避不純物からなるスラブを、加熱温度: 1150〜1250°C、仕上げ温度:Ar3〜Ar3+50°Cで所定の圧下率で熱間圧延し、80〜200 °C/Sの速度で 720〜680 °Cまで冷却し、次いで、40〜150 °C/Sの速度で400 〜500 °Cまで冷却し、該温度で巻き取ることにより熱延鋼帯を調製し、この熱延鋼帯を電縫溶接し、1〜10%の絞り率でサイジングすることにより、加工特性の優れた高張力電縫鋼管を製造する。
請求項(抜粋):
炭素(C) : 0.01 〜0.10wt.%、シリコン(Si) : 0.005〜1.0 wt.%、マンガン(Mn) : 1.0 〜1.6 wt.%、アルミニウム(Al): 0.01 〜0.05wt.%、窒素(N) : 0.001〜0.004wt.% 、硫黄(S) : 0.005wt.%以下、チタン(Ti)+ニオブ(Nb)+バナジウム(V) : 0.01wt.% 以下、残り :鉄(Fe)および不可避不純物からなるスラブを調製し、前記スラブを、加熱温度:1150〜1250°C、仕上げ温度:(Ar3) 〜(Ar3+50°C)で、且つ、(仕上げ温度)〜(仕上げ温度+20°C)の温度域で30%以上の圧下率により熱間圧延し、次いで、直ちに80〜200 °C/Sの冷却速度で 720〜680 °Cの温度域まで冷却しそして前記温度域で2〜6秒間保持または空冷し、次いで、40〜150 °C/Sの冷却速度で 400〜500 °Cの範囲内の温度まで冷却し、そして、前記範囲内の温度で巻取ることにより熱延鋼帯を調製し、得られた熱延鋼帯を電縫溶接し、次いで、1〜10%の絞り率でサイジングすることにより、加工特性の優れた引張強度440 N/mm2 以上の高張力電縫鋼管を製造することを特徴とする、高張力電縫鋼管の製造方法。
IPC (6件):
C21D 8/10 ,  B21B 3/00 ,  B21C 37/08 ,  B23K 13/00 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/06
FI (6件):
C21D 8/10 A ,  B21B 3/00 ,  B21C 37/08 F ,  B23K 13/00 A ,  C22C 38/00 301 Z ,  C22C 38/06

前のページに戻る