特許
J-GLOBAL ID:200903083740023703
被覆鋼板の重ね溶融溶接方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-214518
公開番号(公開出願番号):特開2006-000924
出願日: 2004年07月22日
公開日(公表日): 2006年01月05日
要約:
【課題】面倒かつ困難な隙間管理をすることなく、溶接時に被覆鋼板間の被覆材料がガス化することに起因するブローホール等の溶接欠陥を抑制する。【解決手段】Znめっき鋼板1の重ね溶融溶接方法において、低融点溶加材としてのCu系溶加材4を溶融池7中に混入させる。これにより、溶融池7内の外周域であって両鋼板1、1間のZnめっき層2、2に接する部位における温度をZnの沸点以下とする。この溶融池7の最外周に接するZnめっき層のZnは溶融するのみで沸騰することがない。このため、両鋼板1、1間のZnめっき層2がガス化して発生するガス量を低減させて、溶融池7内に侵入するガス量を低減させることができる。また、溶融池7が素早く凝固して形成された溶接部6が溶融池7内のZn蒸気の行く手を阻むため、Zn蒸気が溶融池7内に滞留することなく溶融池7を素早く抜け出る。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
母材と該母材の融点よりも低い沸点をもつ被覆材料よりなり該母材表面に形成された被覆層とからなる被覆鋼板同士を重ね合わせる重ね合わせ工程と、重ね合わされた該被覆鋼板の重ね合わせ部の板面に対して略水平方向に移動する所定の熱源を該板面の一方から供給することにより該重ね合わせ部の所定部位を加熱して両該母材が溶融した溶融池とし、該溶融池を冷却、凝固させることにより両該被覆鋼板の該母材同士を一体的に接合する接合工程とを備え、
前記接合工程で、前記溶融池内の外周域であって両前記被覆鋼板間の前記被覆層に接する部位における温度が前記被覆材料の沸点以下となるように、前記母材よりも融点の低い低融点材料よりなる低融点溶加材を前記熱源の供給側から前記所定部位に供給しつつ該熱源により該低融点溶加材を加熱して溶融した該低融点溶加材を該溶融池に添加することを特徴とする被覆鋼板の重ね溶融溶接方法。
IPC (2件):
FI (3件):
B23K26/00 310G
, B23K26/00 310C
, B23K9/16 K
Fターム (12件):
4E001BB06
, 4E001CC02
, 4E001DC01
, 4E001DC03
, 4E001EA05
, 4E068BA06
, 4E068BC01
, 4E068BF00
, 4E068CA17
, 4E068CB06
, 4E068DA14
, 4E068DB15
引用特許:
出願人引用 (3件)
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重ねレーザ溶接方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願平11-347223
出願人:トヨタ自動車株式会社
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亜鉛メッキ鋼板のレーザ溶接方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願平4-132086
出願人:日本鋼管株式会社
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レーザ溶接方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願平5-162806
出願人:三菱電機株式会社
審査官引用 (4件)