特許
J-GLOBAL ID:200903083760992850

廃プラスチックのガス化方法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須田 正義
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-100422
公開番号(公開出願番号):特開2001-288480
出願日: 2000年04月03日
公開日(公表日): 2001年10月16日
要約:
【要約】【課題】 熱水及び超臨界水の特徴を利用して効率よく水素、メタンを主成分とするガスに分解し、且つ反応器で同時に脱ハロゲンすることにより反応器の腐食及びダイオキシン類の生成を抑制する。【解決手段】 ハロゲンを含む廃プラスチックをアルカリ金属化合物とともに超臨界水を含む高温熱水と接触、反応させてガス化する方法で、反応器16内を15〜40MPaに維持し、かつ反応器頂部から底部にかけて200°C以上1200°C以下の連続的な温度分布を形成し、熱水状態の第1反応領域16aで熱・加水分解してハロゲン化水素を生成させ、かつこのハロゲン化水素をアルカリ金属化合物と反応させハロゲン化物を生成し、第2反応領域16bで廃プラスチックを亜臨界水又は超臨界水と反応させ水素及びメタンを主成分とするガス及び残渣を生成し、第3反応領域16cで残渣を部分酸化させ一酸化炭素を生成する。
請求項(抜粋):
廃プラスチックを反応器(16)内でアルカリ金属化合物とともに超臨界水を含む高温熱水と接触、反応させてガス化する廃プラスチックのガス化方法において、前記廃プラスチックがハロゲンを含む粉砕された廃プラスチック粉末であって、前記反応器(16)内を圧力15〜40MPaに維持し、かつ前記反応器頂部から前記反応器底部にかけて200°C以上1200°C以下の連続的な温度分布を形成し、前記反応器頂部及びその近傍を熱水状態の第1反応領域(16a)とし、前記反応器底部及びその近傍を水の亜臨界又は超臨界状態の第3反応領域(16c)とし、更に前記反応器内部の第1及び第3反応領域(16a,16c)の間を水の亜臨界又は超臨界状態の第2反応領域(16b)とするとき、前記第1反応領域(16a)に供給されたスラリー中の廃プラスチックを前記第1反応領域(16a)で熱・加水分解してハロゲン化水素を生成させ、かつこのハロゲン化水素を前記スラリー中のアルカリ金属化合物と反応させてハロゲン化物を生成し、前記第1反応領域(16a)に供給されたスラリー中の廃プラスチックを前記第2反応領域(16b)で亜臨界水又は超臨界水と反応させて水素及びメタンを主成分とするガス及び一次分解物の残渣を生成し、前記第3反応領域(16c)に前記残渣を供給して前記酸化剤により前記残渣を部分酸化させて一酸化炭素を主成分とするガスを生成することを特徴とする廃プラスチックのガス化方法。
IPC (4件):
C10J 3/00 ,  C01B 3/02 ,  C01B 3/50 ,  C08J 11/14 ZAB
FI (5件):
C10J 3/00 A ,  C10J 3/00 H ,  C01B 3/02 Z ,  C01B 3/50 ,  C08J 11/14 ZAB
Fターム (12件):
4F301AA17 ,  4F301CA23 ,  4F301CA27 ,  4F301CA41 ,  4F301CA52 ,  4F301CA72 ,  4F301CA73 ,  4G040BA02 ,  4G040FA02 ,  4G040FB02 ,  4G040FC08 ,  4G040FE06

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