特許
J-GLOBAL ID:200903083787247162

自動車用冷房装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 八田 幹雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-063561
公開番号(公開出願番号):特開平11-257802
出願日: 1998年03月13日
公開日(公表日): 1999年09月24日
要約:
【要約】【課題】 通常運転時およびアイドリング時のみならず、オリフィス部の入口圧力がアイドリング時よりも高圧となる高速運転時などの場合においても、コンプレッサが停止することを防止して信頼性を高め得る自動車用冷房装置を提供する。【解決手段】 自動車用冷房装置のオリフィス部20は、アウターチューブ22とインナーチューブ23との二重構造を有し、インナーチューブ23を圧力差とばね荷重とにより3段階に移動させる構成とする。高速運転時など入口圧力がアイドリング時よりもさらに高圧となる場合には、インナーチューブ23をさらに移動させて第2バイパス通路を開くようにした。
請求項(抜粋):
冷房サイクルの高圧回路から流下した冷媒を絞り膨張させて低圧回路のエバポレータ(14)に流下させるオリフィス部(20)を有する自動車用冷房装置において、前記オリフィス部(20)は、冷媒配管(21)内に固定されるアウターチューブ(22)と、当該アウターチューブ(22)内に冷媒流れ方向に沿って摺動自在に収容されるインナーチューブ(23)と、前記アウターチューブ(22)と前記インナーチューブ(23)との間に配置されると共に前記インナーチューブ(23)を冷媒流れ方向の上流側に向けて移動させる方向の弾発力を付勢する弾性手段(24)と、を有し、前記インナーチューブ(23)は、前記高圧回路に連通し当該高圧回路から流下した冷媒の絞り膨張を行う第1オリフィス(31)と、前記第1オリフィス(31)と前記低圧回路とを連通し前記第1オリフィス(31)から流下した冷媒の絞り膨張を行うと共に前記第1オリフィス(31)よりも小さい開口断面積を有する第2オリフィス(32)と、を有し、前記アウターチューブ(22)は、前記インナーチューブ(23)の摺動部を摺動自在に保持する収容室(46)を有し、前記インナーチューブ(23)および前記アウターチューブ(22)の共働により、前記第2オリフィス(32)をバイパスして前記第1オリフィス(31)と前記低圧回路とを連通する第1バイパス通路(51)と、前記第1バイパス通路(51)よりも冷媒流れ方向の下流側に位置して前記第2オリフィス(32)をバイパスして前記第1オリフィス(31)と前記低圧回路とを連通する第2バイパス通路(52)と、が形成されるように構成してなり、前記インナーチューブ(23)は、前記高圧回路と前記低圧回路との圧力差が第1の所定値(P1)になるまでは、前記弾性手段(24)の前記弾発力により、前記第1バイパス通路(51)を開くと共に第2バイパス通路(52)を閉じ、前記第1の所定値(P1)以上になると、前記弾性手段(24)の前記弾発力に抗して冷媒流れ方向の下流側に移動して前記第1と第2のバイパス通路(51、52)の両者を閉じ、前記圧力差が前記第1の所定値(P1)よりも大きい第2の所定値(P2)以上になると、前記弾性手段(24)の前記弾発力に抗して下流側にさらに移動して前記第2バイパス通路(52)を開くように作動することを特徴とする自動車用冷房装置。
IPC (2件):
F25B 41/06 ,  B60H 1/32 613
FI (2件):
F25B 41/06 G ,  B60H 1/32 613 B

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