特許
J-GLOBAL ID:200903083807716237

インクジェットヘッドの駆動制御方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 喜三郎 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-013834
公開番号(公開出願番号):特開平10-202884
出願日: 1997年01月28日
公開日(公表日): 1998年08月04日
要約:
【要約】【課題】 インク室の底壁を規定している振動板を静電気力により振動させてインク液滴の吐出を行う形式のインクジェットヘッドにおいて、周囲温度に起因したインク吐出特性の変動を確実に補償可能な駆動制御装置を提案すること。【解決手段】 インクジェットヘッド100の駆動制御装置1は、ヘッド基板8に取り付けたサーミスタ15によりヘッド周囲温度を検出し、検出した温度に対応するパルス幅補正値dPwを、ROM内に格納されている温度補償用の対応テーブルから検索出力させ、駆動電圧のパルス幅Pwを、当該パルス幅補正値dPwと、予め設定されている駆動電圧のパルス幅初期値Pwsとに基づき、式Pw=Pws+dPwにより求めている。駆動電圧のパルス幅を周囲温度に応じて調整することにより、従来のような温度補償方法に比べて、簡単な構成で、確実かつ簡単にインク吐出特性の温度補償制御を行うことが可能になる。
請求項(抜粋):
インク液滴を吐出するインクノズルと、当該インクノズルに連通していると共にインクを保持しているインク室と、当該インク室を区画形成している周壁に形成され面外方向に変位可能な振動板と、前記インク室の外側において前記振動板に隙間をおいて対向配置した対向板と、当該対向板および前記振動板のそれぞれに形成した対向電極とを有し、これらの対向電極の間に駆動電圧を印加して前記振動板を変形させて前記インクノズルからインク液滴を吐出可能となっているインクジェットヘッドの駆動制御方法において、前記インクジェットヘッドの周囲環境温度を検出する温度検出工程と、当該温度検出工程において検出された温度に基づき、前記駆動電圧のパルス幅補正値を算出する温度補償値算出工程と、予め設定されている前記駆動電圧のパルス幅初期値に前記パルス幅補正値を加算して求まった補正パルス幅で前記駆動電圧を前記対向電極間に印加する駆動工程とを含むことを特徴とするインクジェットヘッドの駆動制御方法。
IPC (3件):
B41J 2/12 ,  B41J 2/045 ,  B41J 2/055
FI (2件):
B41J 3/04 104 F ,  B41J 3/04 103 A
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭55-027210
  • 特開昭55-027210

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