特許
J-GLOBAL ID:200903083832968950

雑音吸収具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-148842
公開番号(公開出願番号):特開平9-007839
出願日: 1995年06月15日
公開日(公表日): 1997年01月10日
要約:
【要約】【目的】 取付板への着脱が容易である上に、不慮の故障を未然に防ぐことができる雑音吸収具を提供する。【構成】 一対のフェライトコア4を夫々収容した上ケース部6及び下ケース部8を閉じることにより、電線Wに外装される雑音吸収具2において、下ケース部8の電線Wが貫通する側の端壁18には、下方へ伸びた支柱部56と、支柱部56の下端部から外側斜め上方に伸びた折り返し部58と、からなる固定部材12が夫々設けられている。この雑音吸収具2は、固定部材12の下端部を取付板Pの取付孔Kに押し込むことで取付板P上に固定され、また、折り返し部58を支柱部56側へ押しながら下ケース部8を上方へ引っ張ることで、取付板Pから取り外されるのであるが、使用時には、電線Wにより折り返し部58への操作が妨げられるため、雑音吸収具2が取付板Pから不用意に取り外されることがない。
請求項(抜粋):
環状体を軸方向に半割した形状の一対の磁性体と、前記磁性体の一方を収容する上ケース部,前記磁性体の他方を収容する下ケース部,及び前記上ケース部と前記下ケース部とを開閉自在に連結する連結部を有し、前記上ケース部と下ケース部とが閉じられることにより、前記各磁性体の分割面を互いに接合させて環状磁性体コアを形成すると共に、前記両ケース部にて前記環状磁性体コアの軸方向とほぼ直交する一対の端壁には、前記環状磁性体コアに挿通される電線を貫通させるための孔を形成する切欠部が設けられた保持ケースと、前記下ケース部に設けられ、該下ケース部の底面よりも下方へ突出した端部が所定の取付板に形成された取付孔に挿入されることにより、当該下ケース部を前記取付板上に固定する固定部材と、を備えた雑音吸収具において、前記固定部材は、前記下ケース部の前記各端壁の外面に、前記切欠部の下方位置から当該下ケース部の底面側へ向けて夫々設けられ、その下端部が前記下ケース部の底面よりも下方へ突出する一対の支柱部と、前記各支柱部の下端部に弾性を有する屈曲可能な接続部を介して夫々接続され、外側斜め上方に延出して、その上端が前記下ケース部の底面位置よりも高く且つ前記切欠部よりも低い位置に達する折り返し部と、を備え、前記折り返し部の外側面にて、前記下ケース部の底面位置から所定距離だけ下方の位置には、当該折り返し部及び前記支柱部の下端部を前記取付孔に挿入した際に、前記取付板の裏面で前記取付孔の周縁部に係合する突起部が設けられていること、を特徴とする雑音吸収具。
IPC (3件):
H01F 17/06 ,  H01F 37/00 ,  H05K 9/00
FI (4件):
H01F 17/06 D ,  H01F 17/06 K ,  H01F 37/00 T ,  H05K 9/00 K

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