特許
J-GLOBAL ID:200903083875614078

エコーキャンセラ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川▲崎▼ 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-117593
公開番号(公開出願番号):特開平7-303065
出願日: 1994年05月07日
公開日(公表日): 1995年11月14日
要約:
【要約】【目的】 通話に障害を与えることなくエコーパス推定のトレーニングを行うこと。【構成】 本願のエコーキャンセラは、一定の疑似雑音を発生する疑似雑音発生部と、そのフィルタ特性が近端話者の音声のレベルや周波数特性に応じて可変されるフィルタとを具備する。上記の疑似雑音は、フィルタを介して遠端話者の音声を伝送するための伝送路に強制的に供給される。この疑似雑音には上記のフィルタ特性が付与されるため、仮に、ハイブリッド回路を通して近端話者に伝送されても、通話障害は生じない。一方、遠端話者の送話レベルが微弱或いは無音の場合において、疑似雑音と近端話者の音声を伝送するための伝送路の信号との間に一定の相関関係が成立する。かかる相関関係に基づき、疑似エコー発生のための係数が算出される。従って、遠端話者の音声によらず、疑似雑音に基づきエコーパス推定のトレーニングが行われ、以って、適正な疑似エコーが生成される。
請求項(抜粋):
4線路側の音声を伝送する第1の伝送路と2線路側の音声を伝送する第2の伝送路とを具備した電話回線網に設けられるエコーキャンセラにおいて、一定の疑似雑音を発生する疑似雑音発生手段と、前記第2の伝送路の信号のレベル及び周波数特性に応じてその特性が変化するフィルタであって、前記疑似雑音にそのフィルタ特性を付与して出力するフィルタと、前記フィルタの出力を前記第1の伝送路に供給する手段とを具備し、前記フィルタを介して前記第1の伝送路に供給される前記疑似雑音と前記第2の伝送路の信号との間に成立する相関関係に基づき疑似エコー発生に必要な係数を算出することを特徴とするエコーキャンセラ。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭59-080030
  • 特開平4-120825

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