特許
J-GLOBAL ID:200903083893401782

エンジンの空燃比制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 進
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-280971
公開番号(公開出願番号):特開平8-144805
出願日: 1994年11月15日
公開日(公表日): 1996年06月04日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】過渡時の燃料付着による筒内へ吸入される燃料量の不足分を応答性良く補填できるようにする。【構成】スロットル開度αとエンジン回転数Neとに基づきマップ参照により定常時の静的な筒内吸入空気質量に相当する静的指標値Maccを設定し(S3)、この静的指標値Maccに吸気チャンバによる遅れを想定した一時遅れ処理を施して過渡時の動的な筒内吸入空気質量に相当する動的指標値Saccを算出する(S4)。またこの動的指標値Saccに燃料付着による遅れを想定した一時遅れ処理を施して筒内吸入燃料質量に相当する遅れ指標値Taccを算出する(S7)。そして、この動的指標値Saccと遅れ指標値Taccとの差分に、エンジン回転数Neに基づいて設定した係数Raccを掛けて、燃料付着分を補填する燃料追加質量Gaccを算出し(S9)、この燃料追加質量Gaccを、既に求めてある吸入燃料質量に加算して、噴射すべき燃料噴射質量を算出する。
請求項(抜粋):
筒内への1吸気行程当りの吸入空気質量を基本として目標空燃比に対応する筒内への1吸気行程当りの吸入燃料質量を設定するエンジンの空燃比制御方法において、少なくともスロットル開度に基づき静的な筒内吸入空気質量に相当する静的指標値を設定し、次いでこの静的指標値に吸気チャンバによる遅れを想定した一時遅れ処理を施して動的な筒内吸入空気質量に相当する動的指標値を設定し、さらにこの動的指標値に燃料付着による遅れを想定した一時遅れ処理を施して筒内吸入燃料質量に相当する遅れ指標値を算出し、上記動的指標値と上記遅れ指標値との差分に基づいて燃料追加質量を設定するとともに、この燃料追加質量を前記吸入燃料質量に加算して1サイクル当りの燃料噴射質量を設定することを特徴とするエンジンの空燃比制御方法。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭63-285418
  • 特表平4-501904

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