特許

J-GLOBAL ID：200903083907611947

親水性ポリエステル繊維およびその製造方法

発明者： 藤田 寛 ,  大脇 新次 ,  黒田 俊正
出願人/特許権者： 帝人株式会社
代理人 (1件)： 大島 正孝
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-200347
公開番号（公開出願番号）：特開平9-013229
出願日： 1995年06月26日
公開日（公表日）： 1997年01月14日
要約：

【要約】 (修正有)【構成】 ポリオキシアルキレングリコールまたはその誘導体として、平均分子量が3,000〜25,000の成分(A)が0.3〜3重量%および特定構造の平均分子量が500〜3,000の成分(B)が0.3〜3重量%混合されており、その際ポリオキシアルキレングリコールまたはその誘導体の成分(A)が、該繊維の繊維軸方向に連続した筋状形態で、該繊維の任意の繊維横断面中に独立した島成分として分散しており、該島成分のうち最も大きい島成分の大きさが20〜300nmである。【効果】 制電性と吸汗性を併せ有する親水性を有し、親水化後加工を施さなくても少量の親水剤量で洗濯耐久性に優れた高度な親水性を有するとともに視感染色性にも優れている。さらに単なるブレンド紡糸法で製造できるため低コストで、且つ操業安定性、品質安定性に優れており、ランジェリー等の女性用インナー用途、裏地、無塵衣等の用途に広く使用可能。

請求項（抜粋）：

芳香族ポリエステルマトリックスに対し、ポリオキシアルキレングリコールまたはその誘導体が0.5〜5重量%含有されているポリエステル繊維であって、該ポリオキシアルキレングリコールまたはその誘導体として、平均分子量が3,000〜25,000の成分(A)が0.3〜3重量%および下記一般式(I)または(II)で表される平均分子量が500〜3,000の成分(B)が0.3〜3重量%混合されており、その際ポリオキシアルキレングリコールまたはその誘導体の成分(A)が、該繊維の繊維軸方向に連続した筋状形態で、該繊維の任意の繊維横断面中に独立した島成分として分散しており、該島成分のうち最も大きい島成分の大きさが20〜300nmであることを特徴とする親水性ポリエステル繊維。(I)X-Y-Z-Y’-X’(II)X-Y-Z’[式中、Zはビスフェノール類、2価のフェノール、炭素数5〜10の脂肪族ジオール、および炭素数3〜15の脂環式ジオールからなる群から選ばれた2価のヒドロキシ基含有化合物残基、Z’はアルキル基置換フェノール、アリール基置換フェノールおよびアラルキル基置換フェノールから選ばれた1価のヒドロキシ基含有化合物残基、YおよびY’は同一またはそれぞれ異なるオキシアルキレン基からなるポリオキシアルキレングリコール残基、XおよびX’は同一またはそれぞれ異なる1価の脂肪族または芳香族アルキル基を示す。]

IPC (6件)：

D01F 8/14 ,  D01D 5/36 ,  D01F 6/92 301 ,  D01F 6/92 ,  D01F 6/92 307 ,  D06M 11/00

FI (7件)：

D01F 8/14 D ,  D01D 5/36 ,  D01F 6/92 301 B ,  D01F 6/92 301 L ,  D01F 6/92 307 C ,  D06M 11/00 ,  D06M 11/00 A