特許
J-GLOBAL ID:200903083973173616

超音波診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井桁 貞一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-286208
公開番号(公開出願番号):特開平5-115481
出願日: 1991年10月31日
公開日(公表日): 1993年05月14日
要約:
【要約】【目的】本発明は、超音波診断装置に関し、拍動や吸吸の影響で動いている被検体内部の深さ方向の変位を高精度に計測する機能を備える。【構成】走査方向(深さ方向(z方向)とほぼ直角なx,y方向)の位相パターンを求め、この位相パターンの走査方向(x、y方向)の変位Δx(Δx、Δy)を求めて、従来と同様に例えばパルスドップラ法等を用いて求めた深さ方向(z方向)の見掛け上の位相Δθzを、上記変位Δx(Δx、Δy)と上記位相パターンに基づいて補正する。または、受信信号に基づいて走査方向(x,y方向)の変位Δx(Δx、Δy)を求め、また走査方向(x,y方向)の位相パターンを求め、これらの変位Δx(Δx、Δy)および位相パターンに基づいて深さ方向(z方向)の見掛け上の位相Δθzを補正する。または、走査方向(x,y方向)の位相パターンを求め、この位相パターンに基づいて走査方向(x,y方向)の変位Δx(Δx、Δy)と深さ方向(z方向)の変位Δzを求める。
請求項(抜粋):
被検体内の深さ方向に延びる超音波走査線で、該被検体内を、前記深さ方向と交わる走査方向に走査することにより、該被検体内の断層面内の各点で反射された超音波の強度を表わす受信信号を得る超音波送受信手段と、互いに隣接する複数の走査線に対応する前記受信信号に基づいて、前記被検体内の所定の深さにおける、互いに隣接する複数の走査線間の位相差を算出し該算出された位相差を前記走査方向に積分することにより該走査方向の位相パターンを算出する走査方向位相パターン算出手段と、各走査線に対応する、互いに異なる複数の時刻に得られた複数の前記受信信号に基づいて、各走査線上の前記所定の深さにおける前記深さ方向の位相差を算出する深さ方向位相差算出手段と、前記走査方向位相パターン算出手段で求められた前記複数の時刻における複数の前記位相パターンに基づいて、前記所定の深さにおける前記複数の時刻の間の前記走査方向の変位を算出する走査方向変位算出手段と、前記走査方向の変位と前記位相パターンとに基づいて、前記深さ方向位相差算出手段で求められた前記深さ方向の位相差を補正することにより前記深さ方向の変位を算出する深さ方向変位算出手段と、算出された前記深さ方向の変位、あるいは該深さ方向の変位および前記走査方向の変位を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする超音波診断装置。
IPC (3件):
A61B 8/08 ,  G01B 17/00 ,  G01N 29/22 501

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