特許
J-GLOBAL ID:200903084017137993

金属溶湯の流動凝固解析方法、装置および記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 隆久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-020991
公開番号(公開出願番号):特開平10-034320
出願日: 1997年01月20日
公開日(公表日): 1998年02月10日
要約:
【要約】【課題】 型鋳造等での合金成分偏析と引け巣位置の的確に予想する。【解決手段】 型に鋳込まれる金属溶湯を型形状にしたがって分割した要素Ni を、温度Ti 、少なくとも固相と液相からなる相状態を示す変数 (例えば、固相率fsi ) 、固相内の溶質濃度Cs 、液相内の溶質濃度Cl でモデル化し、各要素間で経過時間毎に熱伝導と溶質移動を解析し、この熱伝導と溶質移動の解析結果にもとづいて、温度Ti 、変数fsi 、液相の溶質濃度Cl を時間経過毎に更新し、出力する。解析精度向上のために、モデル化の際に前記変数を固相率fsi と凝固収縮時の空隙率por i とで表し、この空隙を補う液相等の要素間流動を解析するとよい。また、加圧力Pの大きさ等によって、溶質移動係数を適宜変化させることが好ましい。
請求項(抜粋):
溶質元素が含まれている金属溶湯の型鋳造における合金成分偏析または引け巣の位置の予測を行なう金属溶湯の流動凝固解析方法であって、前記金属溶湯の流動凝固の解析モデルとして、型に鋳込まれる金属溶湯を型形状にしたがって複数の微小な要素に分割し、それぞれの要素内の金属溶湯モデルを、凝固状態に応じて変化する温度、少なくとも固相および液相からなる相状態を示す変数、固相内の溶質元素濃度および液相内の溶質元素濃度によって表すモデル化工程と、前記解析モデルに対し、各微小要素間で経過時間ごとに熱伝導および溶質移動を解析し、この熱伝導および溶質移動の解析結果にもとづいて、前記温度、前記相状態を示す変数、前記液相の溶質元素濃度の少なくとも何れかを、時間経過ごとに更新し、出力する流動凝固解析工程と、を有する金属溶湯の流動凝固解析方法。

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