特許
J-GLOBAL ID:200903084021333934

5員複素環化合物、それらの調製法及びこれらの化合物を含む製薬組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-198359
公開番号(公開出願番号):特開平5-221999
出願日: 1992年07月24日
公開日(公表日): 1993年08月31日
要約:
【要約】【目的】 有益な薬理学的性質、例えば、凝集抑制効果を有する5員複素環化合物を提供することにある。【構成】1-[6-(4-アミジノ-フェニル)-3-ピリダジニル]-4-(2-カルボキシ-エチル)-イミダゾール、5-(4-アミジノ-フェニル)-2-[4-(2-カルボキシ-エチル)-フェニル]-テトラゾール、4-(4-アミジノ-フェニル)-2-[4-(2-カルボキシ-エチル)-フェニル]-チアゾール、3-(4-アミジノ-フェニル)-5-[4-(2-カルボキシ-エチル)-フェニル]-1,2,4-トリアゾール、2-(4-アミジノ-4’-ビフェニリル)-5-(2-カルボキシ-エチル)-1,3,4-チアジアゾール、1-[6-(4-アミジノ-フェニル)-3-ピリダジニル]-3-(2-カルボキシ-エチル)-インドール及びこれらの類縁体からなる5員複素環化合物、その互変異性体、その混合物を含む立体異性体及びこれらの塩。
請求項(抜粋):
一般式:【化1】により表される5員複素環化合物、互変異性体、これらの混合物を含む立体異性体及びこれらの塩。[式中、5員複素環がピロリジン環、ピロリン環、ピロリノン環またはピロリジノン環を表さず、しかも少なくとも1個の炭素原子を含むことを条件として、基X<SB>1 </SB>〜X<SB>5 </SB>の一つが式:A-B-C-N<、A-B-C-CH<または-(A-B-C-)C=の基を表し、(式中、Aは、シアノ基、合計2〜4個の炭素原子を有する直鎖または分枝シアノアルキル基、アミノ基(これは基BまたはCのフェニル環に直接結合されていない)、直鎖または分枝C<SB>1-4</SB>アミノアルキル基、アミジノ基またはグアニジノ基を表し、上記のアミノ基、アミノアルキル基、アミジノ基またはグアニジノ基の夫々に於いて、その窒素原子の一つで、1個もしくは2個の水素原子は1個もしくは2個のC<SB>1-4</SB>アルキル基により置換されていてもよく、または水素原子はC<SB>2-5</SB>( アルコキシカルボニル) 基;C<SB>4-6</SB>(アルケニルオキシカルボニル)基;アラルコキシカルボニル基、アリールカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルカノイルオキシメトキシカルボニル基、シクロアルカノイルオキシメトキシカルボニル基、アラルカノイルオキシメトキシカルボニル基、アロイルオキシメトキシカルボニル基、ホスホノ基、ジアルキルホスホリル基またはO-アルキルホスホノ基により置換されていてもよく、これらのアルカノイル部分は夫々合計2〜7個の炭素原子を含んでいてもよく、またシクロアルカノイル部分は合計4〜8個の炭素原子を含んでいてもよく、また夫々のメトキシ部分はC<SB>3-6</SB>シクロアルキル;アラルキル基、アリール基もしくはアルキル基;または2個のアルキル基(これらはまたメチレン炭素原子と一緒に5員環または6員環を形成してもよい)により置換されていてもよく、または、BもしくはBとCが一緒に4〜7個の環員を含む環状イミンを表す場合には、Aはまたイミノ窒素に結合された水素原子またはイミノ窒素に結合されたアルキル基を表してもよく、Bは結合、アルキレン基またはアルケニレン基、フェニレン基(これはフッ素原子、塩素原子もしくは臭素原子;C<SB>1-4</SB>アルキル基;トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキルスルフェニル基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、ニトロ基、(R<SB>1</SB>)<SB>2</SB>N- 基、(R<SB>1</SB>)<SB>2</SB>NCO- 基もしくは(R<SB>1</SB>)<SB>2</SB>NSO<SB>2</SB>-基;またはアルキルカルボニル基、アラルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、ヘテロアリールカルボニル基、アルキルスルホニル基、アラルキルスルホニル基もしくはアリールスルホニル基により置換されたR<SB>1</SB>NH- 基により一置換または二置換されていてもよく、これらの置換基は同じであってもよく、また異なっていてもよく、そしてR<SB>1 </SB>は夫々の場合に水素原子、C<SB>1-5</SB>アルキル基、アラルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を表してもよい)、ピリジニレン基、ピリミジニレン基、ピラジニレン基、ピリダジニレン基またはトリアジニレン基(これらは夫々炭素骨格中で塩素原子またはアルキル基もしくはアルコキシ基により置換されていてもよく、更に1個または2個の-CH=N-基は夫々-CO-NR<SB>1</SB> 基により置換されていてもよく、その場合、窒素原子の一つは基R<SB>1 </SB>に代えて基Cに結合されていてもよい)、必要によりアルキル基、アラルキル基またはアリール基により置換されていてもよいシクロプロピレン基;必要によりアルキル基、アラルキル基またはアリール基により置換されていてもよいC<SB>4-5</SB>シクロアルキレン基(CH単位は窒素原子により置換されていてもよく、更に窒素原子に隣接するメチレン基はカルボニル基により置換されていてもよい)、必要によりアルキル基、アラルキル基またはアリール基により置換されていてもよいC<SB>6-7</SB>シクロアルキレン基(1個または2個のCH単位は夫々窒素原子により置換されていてもよく、更に窒素原子に隣接する1個または2個のメチレン基はカルボニル基により置換されていてもよい)を表し、且つCはフェニレン基(これはフッ素原子、塩素原子もしくは臭素原子;C<SB>1-4</SB>アルキル基;トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキルスルフェニル基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、ニトロ基、(R<SB>1</SB>)<SB>2</SB>N- 基、(R<SB>1</SB>)<SB>2</SB>NCO- 基もしくは(R<SB>1</SB>)<SB>2</SB>NSO<SB>2</SB>-基;またはアルキルカルボニル基、アラルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、ヘテロアリールカルボニル基、アルキルスルホニル基、アラルキルスルホニル基もしくはアリールスルホニル基により置換されたR<SB>1</SB>NH- 基により一置換または二置換されていてもよく、これらの置換基は同じであってもよく、また異なっていてもよい)、インダニレン基または1,2,3,4-テトラヒドロナフチレン基(夫々の飽和環は基AまたはBに結合されており、またその芳香族環はその環中に配置された基X<SB>1 </SB>〜X<SB>5 </SB>の原子に結合されている)、ピリジニレン基、ピリミジニレン基、ピラジニレン基、ピリダジニレン基またはトリアジニレン基(これらの夫々は炭素骨格中で塩素原子またはアルキル基もしくはアルコキシ基により置換されていてもよく、更に1個または2個の-CH=N-基は夫々-CO-NR<SB>1</SB> 基により置換されていてもよく、その場合、窒素原子の一つは基R<SB>1 </SB>に結合されるのに代えて基Bまたはその環中に配置された基X<SB>1 </SB>〜X<SB>5 </SB>の原子に結合されてもよいが、その複素環系がジチオラン環を表すと同時に基Aがアミノ基を表す場合にはCはピリミジニレン基を表すことができない)、必要によりアルキル基、アラルキル基またはアリール基により置換されていてもよいC<SB>4-5</SB>シクロアルキレン基(CH単位は窒素原子により置換されていてもよく、更に窒素原子に隣接するメチレン基はカルボニル基により置換されていてもよい)、または必要によりアルキル基、アラルキル基またはアリール基により置換されていてもよいC<SB>6-7</SB>シクロアルキレン基(1個または2個のCH単位は夫々窒素原子により置換されていてもよく、更に窒素原子に隣接する1個または2個のメチレン基は夫々カルボニル基により置換されていてもよい)を表す)、基X<SB>1 </SB>〜X<SB>5 </SB>の第二の基は、式:F-E-D-N<、F-E-D-CH<または-(F-E-D-)C=の基を表し、(式中、Dは必要によりヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキルスルフェニル基、(R<SB>1</SB>)<SB></SB><SB>2</SB>N- 基、(アルキルカルボニル)NR<SB>1</SB>-基、(アラルキルカルボニル)NR<SB>1</SB>-基、(アリールカルボニル)NR<SB>1</SB>-基、(ヘテロアリールカルボニル)NR<SB>1</SB>-基、(アルコキシカルボニル)NR<SB>1</SB>-基、(アラルコキシカルボニル)NR<SB>1</SB>-基、(アリールオキシカルボニル)NR<SB>1</SB>-基、((R<SB>1</SB>)<SB>2</SB>NCO)NR<SB>1</SB>-基、(アルキルスルホニル)NR<SB>1</SB>-基、(アラルキルスルホニル)NR<SB>1</SB>-基、(アリールスルホニル)NR<SB>1</SB>-基またはR<SB>1</SB>OCO-基により置換されていてもよい直鎖または分枝のアルキレン基またはアルケニレン基(夫々のアルキレン部分は1〜5個の炭素原子を含んでもよく、また夫々のアルケニレン部分は2〜5個の炭素原子を含んでもよい)、フェニレン基(これはフッ素原子、塩素原子もしくは臭素原子;C<SB>1-4</SB>アルキル基;トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキルスルフェニル基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、ニトロ基、(R<SB>1</SB>)<SB>2</SB>N- 基、(R<SB>1</SB>)<SB>2</SB>NCO- 基、(R<SB>1</SB>)<SB>2</SB>NSO<SB>2</SB>-基もしくはR<SB>1</SB>OCO-アルコキシ基;またはアルキルカルボニル基、アラルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、ヘテロアリールカルボニル基、アルキルスルホニル基、アラルキルスルホニル基もしくはアリールスルホニル基により置換されたR<SB>1</SB>NH- 基により一置換または二置換されていてもよく、これらの置換基は同じであってもよく、また異なっていてもよい)、ピリジニレン基、ピリミジニレン基、ピラジニレン基、ピリダジニレン基またはトリアジニレン基(これらの夫々は炭素骨格中で塩素原子またはアルキル基もしくはアルコキシ基により置換されていてもよく、更に1個または2個の-CH=N-基は夫々-CO-NR<SB>1</SB> 基により置換されていてもよく、その場合、窒素原子の一つは基R<SB>1 </SB>に結合されるのに代えて基Eに結合されてもよく(但し、それが結合を表さず、しかも酸素原子または硫黄原子を介して基Dに結合されていないことを条件とする)、またはそれはその環中に配置された基X<SB>1 </SB>〜X<SB>5 </SB>の原子に結合されてもよい)、必要によりアルキル基、アラルキル基またはアリール基により置換されていてもよいC<SB>4-5</SB>シクロアルキレン基(CH単位は窒素原子により置換されていてもよく、更に窒素原子に隣接するメチレン基はカルボニル基により置換されていてもよい)、必要によりアルキル基、アラルキル基またはアリール基により置換されていてもよいC<SB>6-7</SB>シクロアルキレン基(1個または2個のCH単位は窒素原子により置換されていてもよく、更に窒素原子に隣接する1個または2個のメチレン基はカルボニル基により置換されていてもよい)、またはその環中に配置された基X<SB>1 </SB>〜X<SB>5 </SB>の原子に基W<SB>1 </SB>を介して結合されたC<SB>1-6</SB>アルキレン基(W<SB>1 </SB>はNR<SB>1 </SB>基または酸素原子もしくは硫黄原子を表す)を表し、Eは結合、直鎖または分枝C<SB>1-5</SB>アルキレン基またはC<SB>2-5</SB>アルケニレン基(これらは夫々R<SB>1</SB>OCO-アルキル基により置換されていてもよい)、または基Dに基W<SB>2 </SB>を介して結合されたアルキレン基(W<SB>2 </SB>は酸素原子もしくは硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、-NR<SB>1</SB>- 基、-(アルキルカルボニル)N-基、-(アラルキルカルボニル)N-基、-(アリールカルボニル)N-基、-(ヘテロアリールカルボニル)N-基、-(アルキルスルホニル)N-基、-(アリールスルホニル)N-基、-CONR<SB>1</SB>- 基または-NR<SB>1</SB>CO- 基を表す)を表し、Fは基DまたはEのヘテロ原子に結合されていないカルボニル基を表し、この基はヒドロキシ基;アミノ基;C<SB>1-6</SB>アルコキシ基(C<SB>1-3</SB>アルコキシ基は1位、2位もしくは3位でC<SB>4-8</SB>シクロアルキル基、アリール基もしくはヘテロアリール基により置換されていてもよく、または2位もしくは3位でピロリジン-2-オン-1-イル基、モルホリノ基、チオモルホリノ基もしくは1-オキシド-チオモルホリノ基により置換されていてもよい);C<SB>4-8</SB>シクロアルコキシ基;アルキル部分中に合計2〜7個の炭素原子を有するアルカノイルオキシ-メトキシ基;シクロアルカノイル部分中に合計4〜8個の炭素原子を有するシクロアルカノイルオキシメトキシ基;またはアルキル部分中に1〜6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルオキシメトキシ基;シクロアルキル部分中に3〜7個の炭素原子を有するシクロアルコキシカルボニルオキシメトキシ基;アロイルオキシメトキシ基、アラルカノイルメトキシ基、アリールオキシカルボニルオキシメトキシ基もしくはアラルコキシカルボニルオキシメトキシ基(これらの場合、そのメトキシ部分はC<SB>1-6</SB>アルキル基、C<SB>3-7</SB>シクロアルキル基またはアラルキル基もしくはアリール基により置換されていてもよい)により置換されていてもよく、またはFはスルホ基、ホスホノ基、O-アルキルホスホノ基またはテトラゾール-5-イル基を表してもよく、Aがアミノ基またはシアノ基を表す場合には、この基と基Fの間の最短距離は少なくとも10結合であり、そして複素環系がピラゾリン環を表し、同時に基C及びDが未置換フェニレン基を表し、同時に基B及びEが結合を表す場合、または複素環系がオキサゾール環またはオキサゾリン環を表し、同時に基Cが未置換フェニレン基を表し、且つ基Bが結合を表す場合には、一般にAはシアノ基を表すことができない)基X<SB>1 </SB>〜X<SB>5 </SB>の第三の基は硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、R<SB>1</SB>N<基、-(R<SB>2</SB>)C= 基もしくは(R<SB>2</SB>)<SB>2</SB>C< 基またはN原子を表し(式中、R<SB>1</SB>は先に定義されたとおりであり、且つR<SB>2</SB>は水素原子、塩素原子もしくは臭素原子、C<SB>1-7</SB>アルキル基、またはアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アルコキシ基、(R<SB>1</SB>)<SB>2</SB>N- 基、R<SB>1</SB>OOC-基または(R<SB>1</SB>)<SB>2</SB>NCO- 基である) 、基X<SB>1 </SB>〜X<SB>5 </SB>の第四の基は酸素原子、硫黄原子もしくは窒素原子、スルホニル基もしくは-(R<SB>2</SB>)C= 基またはカルボニル基(これは二つの窒素原子の間に存在しない場合)を表し、基X<SB>1 </SB>〜X<SB>5 </SB>の第五の基は窒素原子、-(R<SB>2</SB>)C= 基または(R<SB>2</SB>)<SB>2</SB>C< 基を表し、または基X<SB>1 </SB>〜X<SB>5 </SB>の二つの隣接する基は一緒にo-フェニレン基を表し、特にことわらない限り、上記のアルキル部分、アルキレン部分、アルケニレン部分またはアルコキシ部分は夫々1〜3個の炭素原子を含んでもよく、且つ上記の“アリール基”または“アロイル基”という用語はフェニル基、ナフチル基またはベンゾイル基(これらはトリフルオロメチル基、カルボキシ基、(R<SB>1</SB>)<SB></SB><SB>2</SB>NCO- 基、アルコキシカルボニル基、アルキルカルボニル基、アルキルスルフェニル基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、ニトロ基、(R<SB>1</SB>)<SB>2</SB>N-基、アルキルカルボニル-NR<SB>1</SB>- 基、アラルキルカルボニル-NR<SB>1</SB>- 基、アリールカルボニル-NR<SB>1</SB>- 基、ヘテロアリールカルボニル-NR<SB>1</SB>- 基、アルキルスルホニル-NR<SB>1</SB>- 基、アラルキルスルホニル-NR<SB>1</SB>- 基、アリールスルホニル-NR<SB>1</SB>- 基または(R<SB></SB><SB>1</SB>)<SB>2</SB>N- スルホニル基により一置換されていてもよく、またはフッ素原子、塩素原子もしくは臭素原子またはヒドロキシ基、アルコキシ基もしくはC<SB>1-4</SB>アルキル基により一置換、二置換または三置換されていてもよい)を表し、且つ上記の“ヘテロアリール基”という用語は5員ヘテロ芳香族環(これは酸素原子、硫黄原子もしくは窒素原子、窒素原子と酸素原子、硫黄原子もしくは窒素原子、または2個の窒素原子と酸素原子、硫黄原子もしくは窒素原子を含む)または6員ヘテロ芳香族環(これは1個、2個または3個の窒素原子を含む)を表し、更に、1個または2個の-CH=N-基は-CO-NR<SB>1</SB>-基により置換されていてもよく、上記のヘテロ芳香族環は更に1個もしくは2個のアルキル基、またはフッ素原子、塩素原子もしくは臭素原子またはヒドロキシ基もしくはアルコキシ基により置換されていてもよい]
IPC (8件):
C07D233/64 101 ,  A61K 31/41 ABJ ,  A61K 31/415 ACB ,  C07D249/08 ,  C07D257/04 ,  C07D277/20 ,  C07D285/12 ,  C07D403/04

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