特許
J-GLOBAL ID:200903084032379235

圧力管路または管網で生じた異常流量の発生位置を推定する方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-129379
公開番号(公開出願番号):特開2003-279392
出願日: 2002年03月25日
公開日(公表日): 2003年10月02日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 気体や液体を流す管路または管網内で管の破損等による異常流量が生じた場合、直ちに管体の補修が必要でその箇所の特定が不可欠となる。しかし管の埋設状況によっては地表面に破損した症状が現れず、場所の特定が困難な場合も少なくない。この解析法はこの発生場所を推定するために考案したものである。【解決手段】 管網解析のデータを平常時の流量状態に設定し、次に発生した異常流量を1つの接点に追加して解析し圧力計を設置している接点での圧力降下量を求め、実際の圧力降下量と比較する。これを全接点について行い、最も近い値を示す接点が発生位置として推定される解析方法を開発した。
請求項(抜粋):
(イ)圧力管路または管網において異常流量が発生した場合において、その位置を推定する方法。この解析手法は以下のとおり。?@ 流体や気体を流す圧力管路または管網の起点に流量計を、また主要管路の末端付近に圧力計を設置して計測値を常時記録し、流量増加(異常流量)が生じた場合に圧力計の計測値から圧力降下量を求める。?A 次に流量増加が生じる直前の時間帯で流量、圧力が比較的安定した時刻(平常時)における流量計と圧力計の計測値を用いて管路の流速係数の補正値を「発明詳細な説明」(0004)(ハ)(ニ)の方法により求める。(直前の時間帯に平常時の安定したデータが得られない場合は他の時間帯で水圧計の計測値として損失水頭が確実に計測されている時刻のデータを選定する。)?B ?Aで選定した平常時の流量計計測値に等しくなるように各接点の引抜流量の合計を「発明詳細な説明」(0004)(ロ)の方法により調整した後、この平常時流量で管網解析を行い圧力計接点(圧力計を設置している位置に対応する接点)での有効水頭(平常時)を求める。?C 次に?Bで行った管網解析のデータに?@で求めた異常流量を1つの接点に加算して再度、管網解析を行い圧力計接点での有効水頭(異常時)を求め、?Bの有効水頭(平常時)と比較して圧力降下量(解析値)を算定する。?D ?@で求めた圧力降下量(計測値)と?Cで求めた圧力降下量(解析値)との誤差を算出する。?E この?C?Dの作業を全接点について行い、?Dで求めた誤差が最小を示す異常流量の加算接点が、実際に異常流量を発生させた位置として求められる。(ロ)この解析精度を向上させるための「発明の詳細な説明」(0004)で説明している係数等の調整方法この発明は上記の解析手法とこの解析精度を向上させるために用いる係数等の調整方法により、異常流量の発生した位置を推定する方法である。
IPC (2件):
G01F 1/00 ,  G01M 3/28
FI (3件):
G01F 1/00 T ,  G01F 1/00 H ,  G01M 3/28 A
Fターム (12件):
2F030CA04 ,  2F030CB03 ,  2F030CC01 ,  2F030CC11 ,  2F030CD08 ,  2F030CD17 ,  2F030CE04 ,  2G067AA11 ,  2G067DD02 ,  2G067DD04 ,  2G067DD05 ,  2G067EE08

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