特許
J-GLOBAL ID:200903084095418400

マルチモード干渉結合器における強度特性及び位相特性の変化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-512937
公開番号(公開出願番号):特表平8-508351
出願日: 1994年10月18日
公開日(公表日): 1996年09月03日
要約:
【要約】本発明は集積光学と通信技術の分野に関する。ここでは集積化された小型ビームスプリッタとコンバイナが非常に重要である。この光学的な機能はいわゆるマルチモード干渉形結合器で実行し得る。この場合所定の数の入力側が全ての出力側に亘って均等に分割される。この構成素子は大きな製造偏差を有し、良好な近似において偏光に依存する。並列なエッジを有する従来のMMI結合器においては出力側における強度分布と位相分布は固定的である。しかしながら多くの適用例においてはこれらの分布をコントロールして制御し得る手段が必要とされる。本発明はMMI結合器の出力側における強度特性と位相特性の変化をコントロールする方法を提供するものである。この場合、従来のMMI結合器がまず複数のセクションに分割される。これらの各セクションは別個に変換され、それによって自己結像特性は保持され続ける。端部においてこれらのセクションは再び直列に配列される。変換の適当な選択によっては種々のコントロールされたビームスプリッタとコンバイナが得られる。特性の変化は簡単な幾何学的パラメータの許容され得るコントロールによって行われる。
請求項(抜粋):
2次元または3次元のマルチモード干渉(MMI)結合器の出力側における強度特性及び位相特性の変化方法において、 平行な側面を有する通常のMMI結合器に対し次の変換を施し、すなわち、 各セクション自体が(場合によってはオーバラップする像をもつ)1つのMMI結合器になるように、通常のMMI結合器を伝搬方向に沿って2つまたは複数のセクションに分け、 当該結合器の特性的自己結像(セルフイメージング)効果が保持されるように、または1次近似が保持されるように、各セクションが別個に変換され、たとえば2次元または3次元の変換に適しており(幅および長さの変更、側面の傾斜設定、入/出力導波体の側面でのずれおよび傾斜設定、入/出力導波体の寸法の変更)、 変換されたこれらのセクションを、各セクション間で結合導波体を用いることなくそのまま直列に配置し、各セクションは変換されているので、像の個数および次のセクションの入力側におけるその相対的位相が変えられ、このことによりコンポーネント全体の終端における干渉現象が変えられ、個々のセクションの用いられる変換に応じて、形成される各出力側における強度特性が変化し、新たな自己結像が生じ、意図的に生成された放射が発生し、 新たに現れる自己結像を導くために、または意図的に生成される放射を収集するために、新たな出力導波体を導入することを特徴とする、 2次元または3次元のマルチモード干渉(MMI)結合器の出力側における強度特性および位相特性の変化方法。
IPC (2件):
G02B 6/28 ,  H04B 10/02
FI (2件):
G02B 6/28 U ,  H04B 9/00 U
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭51-057457
  • 特開昭51-057457

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