特許
J-GLOBAL ID:200903084190894520
熱可塑性樹脂組成物
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
長谷川 曉司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-287244
公開番号(公開出願番号):特開平9-124889
出願日: 1995年11月06日
公開日(公表日): 1997年05月13日
要約:
【要約】【課題】耐衝撃性、耐薬品性、良好な成型品外観を有し、押出成形法により製造されたシートを真空成形法によって目的の形状に成形する際、箱のコーナー等、延伸倍率の高い部分も肉厚が均一になるような優れた成形性を有する熱可塑性樹脂組成物を提供する。【解決手段】特定のジエン系ゴムを含有するグラフト共重合体A、アクリル系ゴムを含有するグラフト共重合体B及び特定の硬質共重合体Cとを、特定のゴム含有の組成比率で含んでなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
請求項(抜粋):
下記に示すグラフト共重合体A、グラフト共重合体B及び硬質共重合体Cとを、下式(3)、(4)の組成比率で含んでなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。グラフト共重合体A:グラフト共重合体Aは、下記の通りに定義されるものである。(1)ジエン系ゴム質重合体ラテックスの存在下で、芳香族ビニル単量体40〜80重量%、シアン化ビニル単量体20〜60重量%、及び共重合可能なビニル単量体0〜20重量%からなる単量体混合物を乳化グラフト重合して得たグラフト共重合体であること、(2)ジエン系ゴム質重合体の重量平均粒径が、0.10〜0.65μmの粒子径を有すること。(3)ジエン系ゴム質重合体分率Rが0.3〜0.8のものであること。(4)グラフト共重合体Aを常温アセトン抽出に付したときの可溶分が、重量平均分子量20万以上のものであること。(5)グラフト共重合体Aの下式(1)で表されるグラフト率Grが、下式(2)を満たすものであること。【数1】【数2】(ここで、記号は下記の意味を持つ。x:グラフト共重合体組成物サンプルの重量、y:xのうち、常温アセトン不溶分の重量、Gr:グラフト率%)グラフト共重合体B:グラフト共重合体Bは、下記の通りに定義されるものである。(1)アクリル系ゴム質重合体ラテックス100重量部(固形分基準)の存在下で、このラテックスの固形分に対して2重量倍以上のビニル単量体混合物を乳化重合法により反応させた重合体であること。(2)ビニル単量体混合物が、芳香族ビニル単量体40〜80重量%、シアン化ビニル単量体20〜60重量%、及び共重合可能なビニル単量体0〜20重量%からなること。(3)アクリル系ゴム質重合体が、炭素数2〜12個である一価アルコールとアクリル酸とのエステル化合物70〜100重量%、共重合可能なビニル単量体0〜30重量%、及び多官能性ビニル単量体0〜3重量%の単量体混合物を乳化重合する事により得られたものであること。硬質共重合体C:硬質共重合体Cは、下記の通りに定義されるものである。(1)芳香族ビニル単量体が40〜80重量%、シアン化ビニル単量体が20〜60重量%、及び共重合可能なビニル単量体0〜20重量%からなる単量体混合物を重合し得られた硬質共重合体C。【数3】【数4】
IPC (4件):
C08L 55/02 LME
, C08L 25/12 LDW
, C08L 25/12 LDY
, C08L 51/00 LKS
FI (4件):
C08L 55/02 LME
, C08L 25/12 LDW
, C08L 25/12 LDY
, C08L 51/00 LKS
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