特許
J-GLOBAL ID:200903084213866472

流入水量予測方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-051665
公開番号(公開出願番号):特開平6-264495
出願日: 1993年03月12日
公開日(公表日): 1994年09月20日
要約:
【要約】【目的】 雨水排水ポンプ所における流入水量を動的に精度良く予測する。【構成】 まず、下水幹線内の複数地点に設置されたそれぞれの水位計の支配領域から幹線への流入水量を算出する(11)。次に、幹線内の下水の水理挙動に応じて、貯留状態と流下状態の境界である流入点を判別する(12)。これを基に、各水位計から、流入点までの動的な流下時間を算出する(13)。最後に、流下時間分過去の領域別流入水量の和を求め、これをポンプ所流入水量とする(14)。【効果】 ポンプ所への流入水量予測の精度が向上し、より安全なポンプ運転をすることが可能となる。
請求項(抜粋):
一定の区域の雨水を集約する枝管と、枝管から集まる雨水を排水ポンプ場へ導く幹線とから成る管網と、幹線の適当な複数箇所に設けられた水位計と、排水区域全域の降雨分布が測定可能なレーダ雨量計と、排水区域内の適当な箇所に設けられた複数の雨量計と、を有する雨水排水システムにおいて、(1)各水位計の計測データに影響する枝管を、枝管と幹線との接続点と水位計の設置点との距離に応じて分類し、(2)各水位計の計測データに影響する枝管の流域を複数の矩形領域に分割し、(3)各矩形領域の有効降雨量の時間変化を計算し、(4)複数時刻の有効降雨量の計算結果を記憶しておき、(5)幹線の各水位計の計測データから、幹線内で雨水が貯留状態から流下状態に変化する流入点を判別し、(6)流入点より上流の水位計の計測データに影響する矩形領域から流入点までの流下時間は、水位計設置点と流入点との間の流下時間と各矩形領域から水位計設置点までの流下時間の和とし、流入点より下流の水位計の計測データに影響する矩形領域からの流下時間は、各矩形領域から水位計設置点までの流下時間とすることによって、流入点を基準とした流下時間を求め、(7)各矩形領域における、流下時間だけ過去の有効降雨量の和として、ポンプ場への流入水量を求め、(8)上記計測データと流入水量のすくなくとも一方を表示する、ことを特徴とする流入水量予測方法。
IPC (2件):
E03F 5/22 ,  G06F 15/20
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開平1-246601
  • 特開昭60-250215
審査官引用 (2件)
  • 特開平1-246601
  • 特開昭60-250215

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