特許
J-GLOBAL ID:200903084232239896

弁開閉時期制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-118842
公開番号(公開出願番号):特開平11-311110
出願日: 1998年04月28日
公開日(公表日): 1999年11月09日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 内燃機関の始動時におけるベーンによる打音の発生及び始動不良を確実に防止しつつ、その可変制御領域を拡大できる弁開閉時期制御装置を提供する。【解決手段】 ベーン60により遅角用室R2の容積が最小となる最大進角状態の回転軸(カムシャフト等)と回転伝達部材(外部ロータ等)の相対位相と進角用室R1の容積が最小となる最大遅角状態の相対位相の中間的な相対位相時であって、始動可能な弁開閉時期にある時ロック機構80(ロックピン81等)により相対位相が保持されると共に、進角又は遅角用室の少なく共一方の流体圧に応じ第1と第2位置の間を回転可能なストッパ部材92を設け、流体圧が設定値よりも大きい時には第1位置にて最大遅角状態における相対位相が許容されると共に小さい時には第2位置にて制限部材がベーンと当接して遅角側への相対位相が所定の中間的な相対位相に制限される。
請求項(抜粋):
内燃機関のシリンダヘッドに回転自在に組付けられる弁開閉用の回転軸と、該回転軸に所定範囲で相対回転可能に外装されクランク軸からの回転動力が伝達される回転伝達部材と、前記回転軸又は前記回転伝達部材の一方に設けられたベーンと、前記回転軸と前記回転伝達部材との間に形成され前記ベーンによって進角用室と遅角用室とに二分される流体圧室と、前記進角用室に流体を給排する第1流体通路と、前記遅角用室に流体を給排する第2流体通路と、前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相が所定の位相である時に前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相を保持する位相保持機構とを備えた弁開閉時期制御装置において、前記ベーンにより前記遅角用室の容積が最小とされる最大進角状態における前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相と前記ベーンにより前記進角用室の容積が最小とされる最大遅角状態における相対位相の間の中間的な相対位相であって、前記内燃機関が始動可能な弁開閉時期にある時の所定の中間的な相対位相時に前記位相保持機構により前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相が保持されるようにすると共に、前記回転伝達部材に前記進角用室或いは前記遅角用室の少なくとも一方の流体圧に応じて第1位置と第2位置の間を回転可能な制限部材を設け、前記流体圧が設定値よりも大きいときには前記第1位置にて前記回転軸と前記回転伝達部材の最大遅角状態における相対位相が許容されると共に前記流体圧が設定値よりも小さいときには前記第2位置にて前記制限部材が前記ベーンと当接して前記回転軸と前記回転伝達部材の遅角側への相対位相が前記所定の中間的な相対位相に制限されるようにしたことを特徴とする弁開閉時期制御装置。
FI (2件):
F01L 1/34 E ,  F01L 1/34 Z

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