特許
J-GLOBAL ID:200903084233885309

スピンバルブ型磁気抵抗効果ヘッド

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷 照一 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-181586
公開番号(公開出願番号):特開平11-025430
出願日: 1997年07月07日
公開日(公表日): 1999年01月29日
要約:
【要約】【課題】 スピンバルブ型の磁気抵抗効果ヘッドにおいて、自由層の動作中心の磁化の向きの回転によるずれを補償するとともに、固着層の本来の磁化のベクトルを阻害しないように構成する。【解決手段】スピンバルブ素子の自由層のバイアス磁化の向きがセンス電流による磁界の影響および固着層の静磁結合による影響で回転する角度αに相当する大きさの角度βだけ、固着層の固着磁化の向きを固着層内でのセンス電流による磁界の向きと同じ向きから回転させる。これにより、動作の実質上、素子の検出動作時に固着層の磁化の向きと自由層のバイアス磁化の向きが直交する。また、固着層の磁化の向きは、センス電流の周りに生じる磁界の向きと同じ側であるので、センス電流の影響による固着層磁化の不本意な消滅が生じない。
請求項(抜粋):
導電性のスペーサ層ならびにそれを両面から挟む軟質磁性の自由層および硬質磁性の固着層を有するスピンバルブ型磁気抵抗効果素子において、自由層のバイアス磁化の向きがセンス電流による磁界の影響および固着層の静磁結合による影響で回転する角度に相当する角度の量だけ、固着層の固着磁化の向きを固着層内でのセンス電流による磁界の向きと同じ向きから回転させることにより、動作の実質上、素子の検出動作時に固着層の磁化の向きと自由層のバイアス磁化の向きが直交するようにしたことを特徴とするスピンバルブ型磁気抵抗効果素子を備えてなる磁気抵抗効果ヘッド。

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