特許
J-GLOBAL ID:200903084240029477

トラクションコントロール用ブレーキ液圧制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 朝倉 悟 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-027718
公開番号(公開出願番号):特開平9-221016
出願日: 1996年02月15日
公開日(公表日): 1997年08月26日
要約:
【要約】【課題】比較的小規模な追加で制動介入の迅速化効果を得ることができ、これにより大型化およびレイアウト上の制限回避とコストの低減化を図ることができるトラクションコントロール用ブレーキ液圧制御装置の提供。【解決手段】カット弁14および開閉弁25とマスタシリンダ1との間の主液路11に設けられていてトラクションコントロール時にブレーキブースタ3の負圧を利用して作動し、その作動初期段階でマスタシリンダ1方向へのブレーキ液の流通を阻止するチェック弁を閉じた後、バイパス液路24を介して液圧ポンプ20の吸入側リターン液路17のブレーキ液を加圧する加圧手段を有するチャージバルブ装置7を備える。
請求項(抜粋):
ブレーキペダルの操作によりブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと、該マスタシリンダで発生したブレーキ液圧を第1流路を介して受圧することで車輪の制動を行なうホイールシリンダと、前記第1流路に設けられていてホイールシリンダに入力されるブレーキ液圧の減圧・保持・増圧を行うべく所定の条件に基づいて開閉する液圧制御弁と、該液圧制御弁とマスタシリンダとの間の第1流路に設けられていてトラクションコントロール時に作動して第1流路を遮断する常開の第1カット弁と、該第1カット弁をバイパスしてマスタシリンダから液圧制御弁方向への流通のみを許容するリターンチェックバルブと、前記液圧制御弁の減圧時にホイールシリンダから排出されるブレーキ液を第2流路を介して貯留するリザーバと、該リザーバに貯留されたブレーキ液を吸入加圧し第3流路を介して液圧制御弁と第1カット弁との間の第1流路に還流させる液圧ポンプと、前記マスタシリンダと第1カット弁との間の第1流路とリザーバとの間を連通する第4流路に設けられていてトラクションコントロール時に作動して第4流路を開く常閉の開閉弁と、前記第1カット弁、リターンチェックバルブおよび開閉弁とマスタシリンダとの間の第1流路に設けられていてトラクションコントロール時に作動して少なくともマスタシリンダ方向への流通を阻止する第2カット弁と、前記第1カット弁、リターンチェックバルブおよび開閉弁と第2カット弁との間の第1流路に設けられていて、トラクションコントロール時に作動し前記リターンチェックバルブを開弁して液圧ポンプ吐出側と連通する第1流路側のブレーキ液を加圧する加圧手段と、を備えていることを特徴とするトラクションコントロール用ブレーキ液圧制御装置。

前のページに戻る