特許
J-GLOBAL ID:200903084265462582

微多孔フィルムの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-073712
公開番号(公開出願番号):特開平10-265608
出願日: 1997年03月26日
公開日(公表日): 1998年10月06日
要約:
【要約】【課題】 高強度の均一な微多孔フィルムを従来の方法では得られなかった条件でも効率よく生産する。【解決手段】 熱可塑性樹脂(A)と、抽出可能な有機液状物質(B)を主成分とする組成物よりなる微多孔形成前駆層と、成膜性向上を主目的とする、該前駆層とは異なる熱可塑性樹脂(C)を主成分とする補助層とを多層ダイにより積層共押出し、伝熱媒体により急冷固化させて、15°C以上、該前駆層を構成する熱可塑性樹脂(A)のビカット軟化点に50°Cを加えた温度以下の温度条件で少なくとも1方向に面積倍率で2倍以上延伸して多層フィルムを得、次に補助層を剥離除去し、その後物質(B)を抽出する。
請求項(抜粋):
微多孔フィルムの製造方法において、少なくとも1層の、熱可塑性樹脂(A)15〜90体積部と、抽出可能であって、200°Cで少なくとも粘度が1000cps以下であり、かつ不活性な有機液状物質(B)85〜10体積部を主成分とする組成物よりなる微多孔形成前駆層と、さらに少なくとも1層の、該前駆層に用いられる樹脂とは異なる熱可塑性樹脂(C)を主成分とする補助層とを多層ダイにより積層共押出し、伝熱媒体により該前駆層を急冷固化させて、15°C以上、かつ、該前駆層を構成する熱可塑性樹脂(A)のビカット軟化点に50°Cを加えた温度以下の温度条件で、少なくとも1方向に面積倍率で2倍以上延伸して多層フィルムを得、次に少なくとも片表面の該補助層を剥離除去し、その後有機液状物質(B)を抽出することにより微多孔フィルムを得ることを特徴とする、微多孔フィルムの製造方法。
IPC (5件):
C08J 9/28 102 ,  B29C 47/06 ,  B29C 55/02 ,  B29K105:04 ,  B29L 9:00
FI (3件):
C08J 9/28 102 ,  B29C 47/06 ,  B29C 55/02

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