特許
J-GLOBAL ID:200903084275311884

田植機におけるロータリー式苗植機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石井 暁夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-058449
公開番号(公開出願番号):特開平9-224439
出願日: 1996年02月20日
公開日(公表日): 1997年09月02日
要約:
【要約】【課題】 回転ケース10に分割爪17を備えた苗植体16の複数個を装着して成るロータリー式苗植機構8において、前記苗植体16の下降動に際して回転ケースの回転を不等速歯車にて減速して苗植体に伝達することで、分割爪先端の鵜動軌跡22を上下方向に長い楕円状にする場合に、苗載台6からの苗の取り出しにこぼれが発生すること、及び、苗の植付けを40株植えに変更した場合でも確実に苗の植付けができるようにする。【手段】 前記不等速歯車による減速区間中に、一旦、部分的に加速する部分を設けて、前記運動軌跡22のうち圃場面33の近傍の部分を前方向に膨らませる一方、前記減速区間中における最大減速位置を、分割包め17が苗載台6を通過した直後の近傍に位置して、分割爪が苗載台に対して取り出し寸法がS1からS2に小さくなるようにする。
請求項(抜粋):
田植機における機体側の伝動ケースから略水平横向きに突出する駆動軸に回転ケースを固着し、この回転ケースにおける前記駆動軸を中心とする円周上の等分箇所に、苗植軸を前記駆動軸と平行に軸支して、この各苗植軸に、分割爪を備えた苗植体を取付ける一方、前記回転ケースの中心に前記伝動ケースに回転不能に係止するように設けた太陽歯車と前記各苗植軸に固着した遊星歯車との間に、前記回転ケースの一回転中に各苗植軸を逆方向に一回転するようにした中間歯車を設け、これら太陽歯車、遊星歯車及び中間歯車を、前記各苗植体が圃場面に向かって下降動する区間において回転ケースの回転速度を減速して苗植軸に伝達し、各苗植体が圃場面から離れるように上昇動する区間において回転ケースの回転速度を加速して苗植軸に伝達するようにした不等速歯車にして、前記分割爪の先端における運動軌跡が上下方向に長い略楕円状になるように構成して成るロータリー式苗植機構において、前記太陽歯車、遊星歯車及び中間歯車のうち、前記各苗植体が圃場面に向かって下降動する減速区間中で且つ分割爪が圃場面に近付いたときの位相位置に、前記苗植軸における回転速度を一旦前記減速区間中における回転速度よりも早い回転速度に加速するようにした部分的加速区間部を設けて、この部分的加速区間部より回転方向の手前側を第1の減速区間に、後方側を第2の減速区間にし、前記第1の減速区間における最大減速位置を、前記各苗植体における分割爪が苗載台を通過した直後又はその近傍の位相位置に位置するように設定したことを特徴とする田植機におけるロータリー式苗植機構。

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