特許
J-GLOBAL ID:200903084277239587

X線管用の電子を集束させるカソード、電子ビームを集束させるカソード・アセンブリ、及び電子ビームの焦点の寸法を変化させる方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-063686
公開番号(公開出願番号):特開平10-003872
出願日: 1997年03月18日
公開日(公表日): 1998年01月06日
要約:
【要約】【課題】 所望の管の耐用年数を維持しながら画質を向上させるために、X線管の焦点の寸法を調節する又は可変にすることのできるX線管用の電子を集束させるカソード、電子ビームを集束させるカソード・アセンブリ、及び電子ビームの焦点の寸法を変化させる方法を提供する。【解決手段】 本発明では、大きなキャビティ21を内部に有しているカソードを利用している。キャビティ内では、電子雲が発生されており、キャビティは、カソードとアノードとの間の主電場から遮蔽されている。電子雲は、キャビティから小さく狭い通路22を介して主電場へ流入する。対向して隔設された一対の電気格子であって、個々の電極セグメントから成る配列28、29をそれぞれ含んでいる電気格子が、電気的に負のバイアスを与えられた選択された対向したセグメントを有しており、これらのセグメントの間を通過する電子の流れの断面積を変化させる。電子の流れの変化した断面積が、ターゲット・アノードに衝突する電子ビームの焦点の寸法を決定する。
請求項(抜粋):
カソードと、隔設されているアノードとの間に主電場が確立されているX線管用の電子を集束させるカソードであって、前記カソードは、(a) 大きなキャビティ(21)を内部に有していると共に該キャビティから通じている小さく狭い出口通路(22)を有している絶縁材料製のキャビティ部材(20)と、(b) 該キャビティ部材上に設けられており、前記カソードと前記アノードとの間に主電場を確立する主電極(23)と、(c) 前記キャビティ(21)内に電子雲を発生させる熱電子放出カソード手段(26)と、(d) 該熱電子放出手段(26)に隣接しており、前記キャビティ(21)から前記狭い出口通路(22)を介して前記電子雲を移動させるために、前記熱電子放出手段(26)に関して電気的に負のバイアス電圧を有する電源(25)に接続されている促進場電極手段(24)と、(e) 前記狭い出口通路に設けられており、当該格子板電極手段(28、29)の間を前記主電場内へ通過する前記電子雲の断面積を変化させるために、前記主電場のカソードに関して電気的に負のバイアス電圧を有する電源(25)に接続されている対向した格子板電極手段(28、29)とを組み合わせて備えたX線管用の電子を集束させるカソード。
IPC (2件):
H01J 35/06 ,  H01J 35/10
FI (2件):
H01J 35/06 A ,  H01J 35/10 A

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