特許
J-GLOBAL ID:200903084289448335

パルスドップラーレーダ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 蔵合 正博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-024274
公開番号(公開出願番号):特開平11-223673
出願日: 1998年02月05日
公開日(公表日): 1999年08月17日
要約:
【要約】【課題】 A/D後、FFT処理を行う従来のパルスドップラーレーダ装置では、処理するデータサンプル数に制約があり、所望のS/Nを確保することが容易ではないという問題点があった。【解決手段】 A/D後、フィルタバンクを構成し、なおかつ、そのフィルタバンクの機能を各時間ゲートでできるだけ共有化した構成とし、小型で現実的な、かつS/N良く目標物が検出できるようにする。
請求項(抜粋):
パルスの伝搬遅延時間から目標までの相対距離を、搬送波周波数のドップラーシフトから目標との相対速度を求めるパルスドップラーレーダ装置であって、パルスを外部へ送信し、かつ、左記パルスが目標物に反射して戻ってきた反射パルスを送信パルスの搬送波で直交位相検波するパルスドップラー送受信手段と、パルスを送信するタイミングを生成する送信パルスタイミング生成手段と、受信機からの直交位相検波後のI,Q信号をA/D変換するA/D変換手段と、各送信パルスタイミングごとに、パルス送信後に設ける1個以上のm個の時間ゲートごとに上記A/D変換手段出力I,Qを区分けして、I,Qを1組にして総計m組のデータ列を出力する時間ゲートデータ区分け手段と、各送信パルスタイミングごとに、目標物とレーダの特性から考慮しうる最大相対速度によるドップラーシフト周波数をfdmaxとし、また、速度検出分解能に対応するfmax/nを最低周波数fminとして、fmin,fmin*2,fmin*3,..,fmin*n(=fmax)のn組の周波数の余弦波Iとその余弦波と90度位相がずれた正弦波Qのディジタル参照信号を作成、出力する参照信号作成手段と、送信パルスタイミングごとに、上記時間ゲートデータ区分け手段で得られたm組のデータそれぞれに対し、上記参照信号作成手段で作成されたn組の参照信号を混合し、m*n組の混合出力を生成する信号混合手段と、送信パルスタイミングごとに、信号混合手段で得られたm*n組の各データと、過去の送信パルスタイミングに得られた同組データとを用いて低域通過フィルタを構成し、帯域を制限する低域通過フィルタ手段と、低域通過フィルタ手段で得られたm*n組の各データそれぞれについて、I,Qの2乗和の平方根としてm*n個の振幅を計算する振幅計算手段と、各振幅計算出力それぞれについて、あらかじめ設定したレベルと比較して、目標の有無を認識し、その時間ゲートから目標物までの距離を、周波数ゲートから目標物との相対速度を求める目標認識手段とを備えたパルスドップラーレーダ装置。
IPC (2件):
G01S 13/53 ,  G01S 7/292
FI (2件):
G01S 13/53 ,  G01S 7/292 Z

前のページに戻る