特許
J-GLOBAL ID:200903084368328426

高分子創傷治癒促進剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木村 正巳 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-514819
公開番号(公開出願番号):特表平10-508305
出願日: 1995年10月30日
公開日(公表日): 1998年08月18日
要約:
【要約】本発明は、制御された治療上有効な量のNOの放出を介して創傷の回復を促進する水不溶性高分子 NONOエート錯体を開示する。該組成物はさらに吸収剤物質を含有でき、任意にマトリックス物質を含有する。
請求項(抜粋):
1 皮膚の創傷の促進した治癒方法において、水性環境下で治療上有効な量の五酸化二窒素を創傷の表面に放出する水不溶性五酸化二窒素重合体付加物を局所的に添加する工程を包含することを特徴とする、創傷の促進治癒法。2 前記付加物が、治療上有効な量で付与される際、生きている生物に対して本質的に無毒性である、請求項1記載の創傷の促進治癒法。3 五酸化二窒素が少なくとも3週間にわたって治療上有効な量で付与される、請求項2記載の創傷の促進治癒法。4 実質的にすべての五酸化二窒素が付与された際、不溶性重合体が生物適合性である、請求項3記載の創傷の促進治癒法。5 前記付加物が少なくとも960分の半減期を有する、請求項4記載の創傷の促進治癒法。6 創傷の表面に局所的に適用される際、その治癒を促進する付加物において、(a)水不溶性重合体、(b)水性環境にさらされる際、重合体から治療上有効な量で放出される前記重合体に化学的に結合された五酸化二窒素系を包含してなる、付加物。7 前記重合体が水不溶性重合体である、請求項6記載の付加物。8 前記重合体が、五酸化二窒素の放出後、生体適合性である請求項7記載の付加物。9 前記重合体が、ポリエチレンイミンセルロース及びポリ(エチレンジアミン-コ-1,4-ブタンジグリシジルテーテル)でなる群から選ばれるものである、請求項7記載の付加物。10 さらに吸収包帯剤を含有してなる、請求項8記載の付加物。11 前記包帯剤が、低分子量及び高分子量のポリイソブチレン、ゼラチン、ペクチン、カルボキシメチルセルロース、シリカ、綿繊維及び水膨潤性、水不溶性、加水分解レイビル及び薬学上許容されるミクロ粒状の架橋多糖の重合体組成物でなる群から選ばれるものである、請求項10記載の付加物。12 架橋基が、直鎖状イミドカーボネート基、直鎖状カーボネート基及びこれらの混合物でなる群から選ばれるものである、請求項11記載の付加物。13 前記多糖が分子量40,000〜1,000,000を有するものである、請求項12記載の付加物。14 前記多糖が分子量100,000〜1,000,000を有するものである、請求項13記載の付加物。15 前記多糖が分子量200,000〜600,000を有するものである、請求項14記載の付加物。16 前記多糖がデキストランである、請求項15記載の付加物。17 さらにマトリックス物質を包含してなる、請求項10記載の付加物。18 前記マトリックスが架橋多糖及び疎水性接着剤重合体マトリックスのブレンドである、請求項17記載の付加物。19 前記マトリックスが、無定形、疎水性、化学的に不活性、薬学上の許容性、接着性重合体であり、体温で固体である、請求項18記載の付加物。20 前記マトリックスのガラス転移温度が45°C以上である、請求項19記載の付加物。21 前記マトリックスが、ポリイソブチレンスチレン-ブタジエンゴム、ブチルゴム及び低分子量ポリイソブチレンでなる群から選ばれるものである、請求項20記載の付加物。
IPC (3件):
A61K 31/785 ADT ,  A61K 31/715 ADA ,  A61K 47/48
FI (3件):
A61K 31/785 ADT ,  A61K 31/715 ADA ,  A61K 47/48 Z
引用文献:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (3件)

前のページに戻る