特許
J-GLOBAL ID:200903084379496754
手術中に行う手術のための装置および方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
山本 秀策
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-525699
公開番号(公開出願番号):特表2001-524844
出願日: 1997年11月25日
公開日(公表日): 2001年12月04日
要約:
【要約】本発明は、組織に経壁チャネルを作るために、術中に外科手術を実施する装置および方法を開示する。例えば、経心筋層脈管再生術は、機械的端部作動体(112)および組織と接触状態で端部作動体(112)を安定させる手段(27)を利用して、提供される。端部作動体(112)は吸引源と協調して、チャネル形成工程期間中に寸断された組織を排出し、チャネルを包囲する組織を焼灼する電極をオプションで含んでもよい。
請求項(抜粋):
1. 組織にチャネルを切開するために、真空源と組み合わせて使用するための装置であって、該装置は、 ハウジングと、 該ハウジングに接続されたシャフトであって、該シャフトは管腔を含む、シャフトと、 該シャフト内部に配置され、組織にチャネルを切開するための端部作動体であって、該端部作動体は真空源と連絡し、該端部作動体により寸断される該組織は該真空源により吸引される、端部作動体と、 該端部作動体を組織と接触状態で安定させる手段とを備える、装置。 2. 前記チャネルを包囲する前記組織を焼灼する手段を更に備える、請求項1に記載の装置。 3. リニアアクチュエータ機構を更に備え、該リニアアクチュエータ機構は、前記シャフトと共に配置された第1位置から、前記端部作動体が前記シャフトの内部から伸張される第2位置まで、前記端部作動体を選択的に移動させる、請求項1に記載の装置。 4. 前記端部作動体は切開ヘッドを含み、前記装置は、前記ハウジング内部の配置され、かつ、前記切開ヘッドを回転させるように前記切開ヘッドに接続されるモータを更に備える、請求項1に記載の装置。 5. 前記リニアアクチュエータ機構はハンドルアッセンブリおよび運動スイッチを備え、該運動スイッチは、該ハンドルアッセンブリが作動された時に、前記モータを起動させるように構成される、請求項3に記載の装置。 6. 前記リニアアクチュエータ機構は、 モータと、 該モータに接続されるリードスクリューと、 該リードスクリューを前記端部作動体に接続する手段とを備える、請求項3に記載の装置。 7. 前記焼灼手段は、RFエネルギー源と、前記シャフト上に配置されて、RFエネルギーを前記チャネルを包囲する前記組織に付与する少なくとも1つの電極とを備える、請求項2に記載の装置。 8. 前記焼灼手段は、前記端部作動体の外部表面を備え、前記端部作動体は前記チャネルを包囲する前記組織に関連して移動させられ、該組織を焼灼する熱を摩擦的に発生する、請求項2に記載の装置。 9. 前記端部作動体の運動は、往復運動、角運動、または振動運動からなるグループから選択される、請求項8に記載の装置。 10. 前記安定化手段は、前記端部作動体の付近の前記シャフト上に配置される吸引カップと、該吸引カップを通して吸引を誘導する手段とを備える、請求項1に記載の装置。 11. 前記真空源は前記端部作動体に第1レベルの吸引を提供し、前記吸引カップによる前記吸引誘導手段は第2レベルの吸引を提供し、該第2レベルは該第1レベルよりも低い、請求項10に記載の装置。 12. 前記安定化手段は、 通路を規定する管状部材と、 該通路内部に配置されるシャフトであって、該シャフトは、遠位端と、該遠位端に配置される、複数の弾性外向きフィンガーとを有し、該外向きフィンガーは互いに隣接して配置される、該シャフトは該通路内で付勢され、該外向きフィンガーが互いに隣接して配置されるようにする、シャフトとを備え、 該シャフトが遠位方向に変位されると、該外向きフィンガーは、前記組織を握持するように、離れて移動する、請求項1に記載の装置。 13. 前記安定化手段は、 コルクスクリュー要素と、 前記組織を刺し通して係合するように、該コルクスクリュー要素を回転させる手段とを備える、請求項1に記載の装置。 14. 前記安定化手段は、 通路を規定する管状部材と、 先鋭先端を有するワイヤであって、該ワイヤは、該ワイヤが該通路の内部で後退する第1位置から、該ワイヤが該通路から伸張される第2位置まで、該通路を介する運動のために配置され、該ワイヤは、前記組織と接触状態で前記端部作動体を維持する該第2位置で湾曲形状を呈する、ワイヤとを備える、請求項1に記載の装置。 15. 前記端部作動体は、 前記シャフトの前記管腔における並進運動のために配置される切開ヘッドを備え、該切開ヘッドは、前記組織に係合するように、該管腔内部の後退位置から、該切開ヘッドが該管腔の遠位端を越えて延びる伸張位置まで、移動可能であり、 前記装置は、該切開ヘッドを回転させる手段を更に備える、請求項1に記載の装置。 16. 前記切開ヘッドに接続される遠位端と、前記真空源に接続される近位端とを有する駆動管を更に備える、請求項15に記載の装置。 17. 前記駆動管および前記切開ヘッドは使い捨て可能である、請求項16に記載の装置。 18. 前記駆動管は、 剛性近位部と、 剛性遠位部と、 該剛性近位部と該剛性遠位部との間に配置される、可撓駆動連結部とを備える、請求項16に記載の装置。 19. 前記真空源は前記駆動管を介する吸引を誘導し、該駆動管は、緊密な間隔で隣接する巻線を有するコイルばねから形成される部分を有し、前記装置は、管腔を規定する部分を有する角度付けされたスリーブを更に備え、該コイルスプリングは該管腔内部に配置され、該駆動管が、吸引の実質的損失無しに、該角度付けされたスリーブを貫通する、請求項16に記載の装置。 20. 前記切開ヘッドは、 前記管腔と連絡状態にある内部通路を有する管状部材を備える、請求項15に記載の装置。 21. 前記切開ヘッドは、前記管状部材の内部に配置されたつる巻き刃を更に備える、請求項20に記載の装置。 22. 前記切開ヘッドは遠位端および近位端を有し、該切開ヘッドの前記内部通路は、該遠位端から該近位端まで増大する直径を有する、請求項20に記載の装置。 23. 前記管状部材は、前記内部通路に配置された隆起ねじを更に備え、該隆起ねじは、前記切開ヘッドが回転すると、該隆起ねじが近位方向に寸断組織を押すように配向される、請求項20に記載の装置。 24. 前記管状部材は遠位端を含み、前記切開ヘッドは、該遠位端から突出する先鋭バンドを更に備える、請求項20に記載の装置。 25. 前記切開ヘッドは、 近位端、内部通路、および内部表面を有する管状部と、 該内部表面から配置される複数の歯と、 該管状部の該近位端に接続される円錐台部であって、該円錐台部は、該内部通路に収集された組織が前記管腔内に入れるようにするウインドウを規定する部分を含む、円錐台部と、 前記切開ヘッドを前記回転手段に接続するハブとを備える、請求項20に記載の装置。 26. 前記回転手段は、 モータと、 該モータと前記ハブとの間で接続される駆動シャフトであって、駆動ケーブルは前記管腔内部に配置される、駆動シャフトとを備える、請求項20に記載の装置。 27. 前記端部作動体は先鋭管を備え、前記装置は、該先鋭管を高速度で遠位方向に前進させる手段を更に備える、請求項1に記載の装置。 28. 前記端部作動体は、管状部材と、該管状部材から高速度で流体流を排出する手段とを備える、請求項1に記載の装置。 29. 制御回路と、 リニアアクチュエータ機構であって、該リニアアクチュエータ機構は制御回路により発生された信号に応答し、前記シャフト内部に後退した第1位置から、前記端部作動体が該シャフトの遠位端を越えて伸張する第2位置まで、該端部作動体を選択的に移動させる、リニアアクチュエータ機構とを更に備える、請求項1に記載の装置。 30. 組織にチャネルを切開するために、真空源と組み合わせて使用する装置であって、該装置は、 ハウジングと、 該ハウジングに接続されるシャフトであって、該シャフトは管腔を含む、シャフトと、 該組織にチャネルを切開するために、該シャフトの内部に配置される端部作動体であって、該真空源は該端部作動体に第1レベルの吸引を提供し、該端部作動体により寸断された組織が該真空源により吸引されるようにした、端部作動体と、 該組織と接触状態で該端部作動体を安定させる吸引カップと、 該吸引カップに第2レベルの吸引を提供する手段であって、該第2レベルの吸引は該第1レベルの吸引よりも低い、手段とを備える、装置。 31. 前記チャネルを包囲する前記組織を焼灼する手段を更に備える、請求項30に記載の装置。 32. リニアアクチュエータ機構を更に備え、該リニアアタチュエータ機構は、前記シャフトとともに配置される第1位置から、前記端部作動体が該シャフト内部から伸張される第2位置まで、該端部作動体を選択的に移動させる、請求項30に記載の装置。 33. 制御回路と、 リニアアクチュエータ機構とを更に備え、該リニアアクチュエータ機構は、該制御回路により発生された信号に応答して、前記シャフト内部に後退した第1位置から、前記端部作動体が該シャフトの遠位端を越えて伸張された第2位置まで、前記端部作動体を選択的に移動させる、請求項30に記載の装置。 34. 前記端部作動体は切開ヘッドを含み、前記装置は、前記ハウジングの内部に配置され、かつ、該切開ヘッドを回転させるために、該切開ヘッドに接続されるモータを更に備える、請求項30に記載の装置。 35. 前記端部作動体の運動は、往復運動、角運動、または振動運動からなるグループから選択される、請求項30に記載の装置。 36. 前記端部作動体は、 前記シャフトの前記管腔における並進運動のために配置される切開ヘッドを備え、該切開ヘッドは、前記組織に係合するために、該管腔内部の後退位置から、該切開ヘッドが前記管腔の遠位端を越えて伸張した伸張位置まで移動可能であり、 前記装置は、該切開ヘッドを回転させるための手段を更に備える、請求項30に記載の装置。 37. 前記切開ヘッドに接続される遠位端と、前記真空源に接続される近位端とを有する駆動管を更に備える、請求項36に記載の装置。 38. 前記駆動管および前記切開ヘッドは使い捨て可能である、請求項37に記載の装置。 39. 前記駆動管は、 剛性近位部と、 剛性遠位部と、 該剛性近位部と該剛性遠位部との間に配置される、可撓駆動連結部とを備える、請求項37に記載の装置。 40. 前記真空源は前記駆動管を介して吸引を誘導し、該駆動管は緊密な間隔で隣接する巻線を有するコイルバネから形成された部分を備え、前記装置は、管腔を規定する部分を有する角度付けされたスリーブを更に備え、該コイルバネは該管腔内部に配置され、該駆動管は、吸引の実質的損失無しに、該角度付けされたスリーブを貫通する、請求項37に記載の装置。 41. 組織にチャネルを形成する装置であって、 ハウジングと、 該ハウジングに接続される固定シャフトであって、該固定シャフトは第1管腔および遠位端を含む、固定シャフトと、 該第1管腔に配置される駆動管であって、該駆動管は第2管腔および遠位端を有し、該駆動管は該第1管腔内部で遠位方向および近位方向への滑り運動のために配置される、駆動管と、 該駆動管の該遠位端から配置される端部作動体であって、該端部作動体は該組織にチャネルを切開するための手段を含み、該切開手段は、該第2管腔と連絡して、該端部作動体により寸断された組織が該第2管腔を通して排出されるようにする、端部作動体と、 該端部作動体に運動を付与する手段とを備える、装置。 42. 前記組織と接触状態で前記端部作動体を安定化させる手段を更に備える、請求項41に記載の装置。 43. 前記駆動管に接続されるリニアアクチュエータ機構を更に備え、該リニアアクチュエータ機構は、近位方向および遠位方向に前記駆動管を選択的に移動させる、請求項41に記載の装置。 44. RFエネルギー源と、前記固定シャフトの前記遠位端上に配置されて、RFエネルギーを前記チャネルを包囲する前記組織に付与する、少なくとも1つの電極とを更に備える、請求項41に記載の装置。 45. 前記切開手段は前記第1管腔において並進運動のために配置され、該切開手段は、前記組織に係合するために、該第1管腔内部の後退位置から、該切開手段が前記シャフトの前記遠位端を越えて伸張する伸張位置まで、移動可能である、請求項41に記載の装置。 46. 前記切開手段は、 前記第2管腔と連絡状態で内部通路を有する管状部材を備え、該管状部材は遠位端および近位端を有し、該内部通路は、該遠位端から該近位端まで増大する直径を有する、請求項41に記載の装置。 47. 前記切開手段は切開ヘッドを備え、前記端部作動体に運動を付与する前記手段は、前記ハウジング内部に配置され、かつ、前記駆動管および前記切開ヘッドを回転させるように該駆動管に接続される、モータを備える、請求項41に記載の装置。 48. 前記リニアアクチュエータ機構は、ハンドルアッセンブリおよび運動スイッチを備え、該運動スイッチは、該ハンドルアッセンブリが作動されると、前記モータを起動するように構成される、請求項43に記載の装置。 49. 前記リニアアクチュエータ機構は、 モータと、 該モータに接続されたリードスクリューと、 前記端部作動体に該リードスクリューを接続する手段とを備える、請求項43に記載の装置。 50. 前記端部作動体は前記チャネルを規定する前記組織に関連して移動し、該組織を焼灼する熱を摩擦的に発生させる、請求項41に記載の装置。 51. 前記端部作動体の運動は、往復運動、角運動、または振動運動からなるグループから選択される、請求項41に記載の装置。 52. 前記安定化手段は、前記端部作動体付近で前記シャフト上に配置される吸引カップと、該吸引カップを介して吸引を誘導する手段とを備える、請求項42に記載の装置。 53. 前記端部作動体に第1レベルの吸引を提供する真空源を更に備え、前記吸引カップを介して吸引を誘導する前記手段は、第2レベルの吸引を提供し、該第2レベルの吸引は該第1レベルの吸引よりも低い、請求項52に記載の装置。 54. 前記駆動管は、 剛性近位部と、 剛性遠位部と、 該剛性近位部と該剛性遠位部との間に配置された可撓駆動連結部とを備える、請求項41に記載の装置。 55. 前記駆動管は、緊密な間隔で隣接する巻線を有するコイルバネから形成された部分を備え、前記固定シャフトは前記第1管腔の部分を規定する部分を有する角度付けされたスリーブを備え、前記装置は、前記駆動管の前記第2管腔を介して吸引を誘導する真空源を更に備え、該コイルバネは、該角度付けされたスリーブの内部に配置され、該駆動管は、吸引の実質的損失無しに、近位方向および遠位方向に該角度付けされたスリーブを貫通する、請求項41に記載の装置。 56. 前記切開ヘッドは、 前記第2管腔と連絡状態で内部通路を有する管状部材を備える、請求項47に記載の装置。 57. 前記組織への前記端部作動体の貫入の深さに応じて、前記リニアアクチュエータ機構の速度を制御する手段を更に備える、請求項43に記載の装置。 58. 前記端部作動体は先鋭管状部材を備え、該端部作動体に運動を付与する前記手段は、該端部作動体を遠位方向に高速度で移動させる、請求項41に記載の装置。 59. 前記端部作動体に運動を付与する前記手段は、前記駆動管に接続されて、往復運動、角運動、または振動運動からなるグループから選択された運動を該駆動管に付与する手段を含む、請求項41に記載の装置。 60. 前記ハウジングおよび前記固定シャフトは再使用可能かつ殺菌可能で、前記駆動管および前記端部作動体は1回の使用の後は、処分される、請求項41に記載の装置。 61. 組織にチャネルを形成する装置であって、 ハウジングと、 角度付けされたスリーブ部、近位端、遠位端、および該近位端から該遠位端に延びる第1管腔を有する固定シャフトであって、該近位端は該ハウジングに接続される、固定シャフトと、 該第1管腔に配置された駆動管であって、該駆動管は第2管腔および遠位端を有し、該駆動管は、緊密な間隔で隣接した巻線を有するコイルバネから形成された部分を備え、該駆動管は該第1管腔内部で遠位方向および近位方向への滑り運動のために配置され、該コイルバネ部は該角度付けされたスリーブ部の該第1管腔内部に配置される、駆動管と、 該駆動管の該遠位端から配置される端部作動体であって、該端部作動体は前記組織にチャネルを切開する手段を含み、該切開手段は該第2管腔と連絡して、該端部作動体により寸断された組織が該第2管腔を通して排出されるようにする手段を含む、端部作動体と、 該第2管腔を通して吸引を生じる真空源とを備え、 該駆動管の該コイルバネ部は、該第2管腔を通る吸引の実質的損失無しに、該角度付けされたスリーブ部を通して、該近位方向および該遠位方向に通過する、装置。 62. 組織と接触状態で前記端部作動体を安定化させる手段を更に備える、請求項61に記載の装置。 63. 前記駆動管に接続されるリニアアタチュエータ機構を更に備え、該リニアアクチュエータ機構は近位方向および遠位方向に該駆動管を選択的に移動させる、請求項61に記載の装置。 64. 切開する前記手段は前記第1管腔において並進運動のために配置され、切開する前記手段は、組織に係合するように、該第1管腔内部の後退位置から、切開する前記手段が前記固定シャフトの前記遠位端を越えて伸張する伸張位置まで、移動可能である、請求項61に記載の装置。 65. 切開する前記手段は切開ヘッドを備え、前記装置は、該切開ヘッドに運動を付与する手段を更に備える、請求項61に記載の装置。 66. 前記端部作動体に運動を付与する手段は、前記駆動管に接続されて、往復運動、角運動、または振動運動からなるグループから選択された運動を該駆動管に付与する手段を備える、請求項65に記載の装置。 67. 安定化させる前記手段は、前記端部作動体付近の前記固定シャフト上に配置された吸引カップと、該吸引カップを介して吸引を誘導する手段とを備える、請求項62に記載の装置。 68. 前記真空源は第1レベルの吸引を前記端部作動体に提供し、前記吸引カップを介して吸引を誘導する前記手段は第2レベルの吸引を提供し、該第2レベルの吸引は該第1レベルの吸引よりも低い、請求項67に記載の装置。 69. 前記組織への前記端部作動体の貫入の深さに応じて、前記リニアアクチュエータ機構の速度を制御する手段を更に備える、請求項63に記載の装置。 70. 前記ハウジングおよび固定シャフトは再利用可能かつ滅菌可能で、前記駆動管および前記端部作動体は1回の使用の後は、処分される、請求項61に記載の装置。
IPC (2件):
FI (2件):
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