特許
J-GLOBAL ID:200903084382636370

高周波用電力増幅器

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-015682
公開番号(公開出願番号):特開平10-215126
出願日: 1997年01月29日
公開日(公表日): 1998年08月11日
要約:
【要約】【課題】 従来の高周波用電力増幅器は、高調波制御回路を増幅回路とは別の回路として付加させなければならず、小型化の要求に対応できなかった。【解決手段】 高周波トランジスタQ11と、入力整合回路と、出力整合回路と、高周波トランジスタQ11の出力電極に接続され、分布定数線路L13とその一部に並列接続されたコンデンサC15とから成るバイアス回路Bとを具備し、バイアス回路Bは、分布定数線路L13が基本周波数の1/4波長の長さを有し、かつ分布定数線路L13とコンデンサC15とにより高次の高調波に対して共振点を有する高周波用電力増幅器である。バイアス回路Bは直流電流の供給とともに、高次高調波を除去できる高調波制御回路としても機能するため、高調波制御回路を別の回路として付加する必要はなく、より一層の小型化が図れる。
請求項(抜粋):
制御電極に供給された高周波入力信号を増幅し出力電極より高周波出力信号として出力する高周波トランジスタと、前記制御電極に接続され、前記高周波入力信号の基本周波数に対して入力インピーダンス整合をとるための入力整合回路と、前記出力電極に接続され、前記基本周波数に対して出力インピーダンス整合をとるための出力整合回路と、前記出力電極に接続され、直流電流を供給するための分布定数線路と該分布定数線路の一部に並列接続されたコンデンサとから成るバイアス回路とを具備し、該バイアス回路は、前記分布定数線路が前記基本周波数の4分の1波長あるいは前記出力電極側の回路インピーダンスに対して無視できる大きさのインピーダンスとなる長さを有し、かつ前記分布定数線路と前記コンデンサとにより前記基本周波数の高次の高調波に対して共振点を有することを特徴とする高周波用電力増幅器。

前のページに戻る