特許
J-GLOBAL ID:200903084389946375

耐サワー性の優れた高強度鋼板の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-290390
公開番号(公開出願番号):特開平6-136440
出願日: 1992年10月28日
公開日(公表日): 1994年05月17日
要約:
【要約】【目的】 耐サワー性の優れた高強度パイプライン用鋼板(API規格X60以上)の製造法。【構成】 MoやNi,Cuを含有しない低C-低Mn-Nb-微量Ti鋼をベースに、CCスラブで中心偏析し難いCrを0.1〜0.3%添加し、圧延後加速冷却して高強度化する。これによって、耐サワー性を劣化させずに、現地溶接性、HAZ靭性の大幅な改善が可能になった。【効果】 現地溶接性、HAZ靭性の格段に優れた耐サワーパイプラインの製造が可能になり、現場での溶接施工能率やパイプラインの安全性が著しく向上した。
請求項(抜粋):
重量%でC :0.02〜0.07%、Si:0.5%以下、Mn:0.8〜1.5%、P :0.010%以下、S :0.001%以下、Nb:0.01〜0.05%、Cr:0.1〜0.3%以下、Ti:0.005〜0.03%、Al:0.05%以下、Ca:0.001〜0.005%、N :0.001〜0.005%、O :0.0025%以下を含有し、かつ1.0≦〔Ca〕(1-124〔O〕)/1.25〔S〕≦7.0を満足する残部が鉄および不可避的不純物からなる鋼を1050°C〜1300°Cの温度範囲に加熱して、950°C以下の累積圧下量60%以上、圧延終了温度750°C〜900°Cで圧延を行なった後、ただちに冷却速度3〜40°C/秒で350〜600°Cまで水冷、その後放冷することを特徴とする耐サワー性の優れた高強度鋼板の製造法。
IPC (3件):
C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/28

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