特許
J-GLOBAL ID:200903084394603451

繊維強化セラミックス用プリプレグとその応用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宇井 正一 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-352319
公開番号(公開出願番号):特開平7-196374
出願日: 1993年12月29日
公開日(公表日): 1995年08月01日
要約:
【要約】【目的】 複雑な形状、大型形状へも容易に適用可能なセラミックス複合材用プリプレグ、及びこれにもとづく複合材を提供する。【構成】 熱硬化性ポリシラザンをマトリックスとし、耐熱性繊維を強化繊維とし、かつマトリックス中に耐熱性フィラーを含有する繊維強化セラミックス用プリプレグ。フィラーの最大粒径は、クロスの場合繊維最大径の5倍以下、チョップドファイバーシートの場合3倍以下とするのがよい。ポリシラザンの粘度は102 〜108 Pa・sがよい。
請求項(抜粋):
下記A〜Pから選ばれる熱硬化性ポリシラザンをマトリックスとし、耐熱性繊維を強化繊維とし、かつマトリックス中に耐熱性フィラーを含有することを特徴とする繊維強化セラミックス用プリプレグ。A)主たる繰り返し単位が-〔(SiH<SB>2 </SB>)<SB>n </SB>(NH)<SB>r </SB>〕-(式中、n,rは1,2又は3である。)であるポリシラザン。B)主たる繰り返し単位が-〔(SiH<SB>2 </SB>)<SB>n </SB>(NH)<SB>r </SB>〕-及び-〔(SiH<SB>2 </SB>)<SB>m </SB>O〕-(式中、n,m,rは1,2又は3である。)であるポリシロキサザン。C)組成式(RSiHNH)<SB>x </SB>〔(RSiH)<SB>1.5 </SB>N〕<SB>1-x </SB>(式中、Rはそれぞれ独立してアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、アルキルシリル基、アルキルアミノ基、アルキルヒドラジン基又はアルコキシ基を表わし、そして0.4<x<1である。)で表わされるポリオルガノ(ヒドロ)シラザン。D)主たる繰り返し単位が-〔(SiH<SB>2 </SB>)<SB>n </SB>(NH)<SB>r </SB>〕-及び-〔(SiR′H)<SB>n </SB>(NR′)<SB>r </SB>〕-(式中、R′は同じでも異なってもよく、水素原子又は上記Rと同であり、n,rは1,2又は3である。)であるポリシラザン。E)主たる繰り返し単位が-SiH(N<)<SB>2 </SB>-及び-〔(SiR′H)<SB>n </SB>(NR′)<SB>r </SB>〕-(式中、R′は同じでも異なってもよく、水素原子又は上記Rと同であり、n,rは1,2又は3である。)であるポリシラザン。F)上記Aのポリシラザンを(R<SP>1 </SP>)<SB>2 </SB>NH〔式中、R<SP>1 </SP>はそれぞれ独立してアルキル基、又は(R<SP>2 </SP>)<SB>3 </SB>N-(式中、R<SP>2 </SP>はそれぞれ独立してアルキル基又は水素であるが、少なくとも1個は水素でない)である。〕で表されるアルキルアミン又はアルキルシラザン又はアルキルアミノシランと反応して得られる改質ポリシラザン。G)上記Aのポリシラザンをアルコール、有機酸、エステル、ケトン、アルデヒド、イソシアネート、アミド、又はメルカプタンと反応して得られる改質ポリシラザン。H)上記Aのポリシラザンをさらに架橋、分岐させて得られる、1分子中の-SiH<SB>2 </SB>基と-SiH<SB>3 </SB>基の比が2.5〜8.4であるシラザン高重合体。I)主たる繰り返し単位が-Si(R<SP>3 </SP>)<SB>2 </SB>NR<SP>3 </SP>-(式中、R<SP>3 </SP>はそれぞれ独立して水素原子又は上記Rと同であるが、R<SP>3 </SP>のうち少なくとも1個は水素原子である)で表されるポリシラザンと、M(OR<SP>4 </SP>)<SB>m </SB>(式中、Mは元素周期律表の第2A族から第5A族及び第2B族から第5B族までの元素から選ばれる元素であり、R<SP>4 </SP>はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜20個のアルキル基、又はアリール基を表すが、少なくとも1個のR<SP>4 </SP>は水素原子でなく、mはMの原子値である。)で表されるメタルアルコキシドを反応させて得られるポリメタロシラザン。J)主たる繰り返し単位が-〔(SiH<SB>2 </SB>)<SB>n </SB>(NH)<SB>r </SB>〕-(式中、n,rは1,2又は3である。)と-B(N<)<SB>2 </SB>であるポリボロシラザン。K)主たる繰り返し単位が-Si(R<SP>3 </SP>)<SB>2 </SB>NR<SP>3 </SP>-(式中、R<SP>3 </SP>は上記と同である。)で表わされ、架橋結合【化1】(式中、R<SP>5 </SP>はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20個を有するアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、水酸基、又はアミノ基であり、R<SP>6 </SP>はR<SP>5 </SP>のうち窒素原子を有する基の窒素原子に結合している残基であり、最後の化学式では各3個の窒素原子及び硼素原子からなる合計6個のうち少なくとも2個が架橋に使われ、残りの原子にはR<SP>5 </SP>が結合することができる。)を有するポリボロシラザン。L)主たる繰り返し単位が-Si(R<SP>3 </SP>)<SB>2 </SB>NR<SP>3 </SP>-(式中、R<SP>3 </SP>は上記と同である。)で表わされ、架橋結合【化2】(式中、R<SP>5 </SP>は上記と同じであり、R<SP>6 </SP>はR<SP>5 </SP>のうち窒素原子を有する基の窒素原子に結合している残基であり、最後の化学式では結合手のうち少なくとも2個が架橋に使われ、残りの原子にはR<SP>5 </SP>が結合することができる。)を有するポリホスホシラザン。M)主たる繰り返し単位が-〔(SiH<SB>2 </SB>)<SB>n </SB>(NH)<SB>r </SB>〕-(式中、n,rは1,2又は3である。)であるポリシラザンと熱可塑性珪素含有ポリマーとを共重合して成る熱硬化性共重合体。N)主たる繰り返し単位が-〔(SiH<SB>2 </SB>)<SB>n </SB>(NH)<SB>r </SB>〕-(式中、n,rは1,2又は3である。)であるポリシラザンと金属化合物の反応生成物と、熱可塑性珪素含有ポリマーとを共重合して成る熱硬化性共重合体。O)上記I,J,Kに記載したポリボロシラザンと熱可塑性珪素含有ポリマーとを共重合して成る熱硬化性共重合体。P)上記ポリマーの共重合体。
IPC (4件):
C04B 35/589 ,  C08G 77/62 NUM ,  C08J 5/24 CFH ,  C08L 83/16 LRX

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