特許
J-GLOBAL ID:200903084398009449

流動凝固解析方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 磯野 道造
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-086044
公開番号(公開出願番号):特開2000-271734
出願日: 1999年03月29日
公開日(公表日): 2000年10月03日
要約:
【要約】【課題】 鋳造品やダイカスト品などの金属溶融材料を成形する際、湯流れ中の温度低下によって引き起こされる湯回り不良などの鋳造欠陥のない高品質の製品を製作するための最適方案および最適条件を見出すためのコンピュータシミュレーションに適用する流動凝固解析方法を提供することを課題とする。【解決手段】 溶融金属の凝固状態を各微小要素の温度から液相中に存在する固相の割合を示す固相率でモデル化し、液相線温度以上の固相率0%の状態ではニュートン流体として、固相線温度以上かつ液相線温度以下の固液共存領域では非ニュートン流体として、固相線温度以下の固相率100%の状態では流体ではなく障害物として取り扱うことで、それぞれの凝固状態に最適の流れ場の解析手法を適用することにより実プロセスに即した高精度の解析結果を短い計算時間で導き出すことができる。
請求項(抜粋):
型内に溶融金属を充填させて成形品を生産するプロセスにおける流動凝固解析方法において、前記成形品の形状および成形に使用する型の形状から流動凝固解析を行うための微小要素に分割された解析形状モデルを作成する解析形状モデル作成工程と、前記解析形状モデルに対して、前記成形品を製造するプロセスを模擬するための入力条件を入力する条件入力工程と、前記溶融金属の凝固状態を各微小要素の温度から液相中に存在する固相の割合を示す固相率でモデル化する凝固状態モデル化工程と、前記溶融金属が前記型内に充填する状況を数値解析手法を用いて、前記入力条件と前記固相率に従って所定の時間間隔毎に流動解析を行う際、各微小要素における前記溶融金属が、液相線温度以上の固相率が0%の状態ではニュートン流体として、固相線温度以上かつ液相線温度以下の固液共存領域では非ニュートン流体として、固相線温度以下の固相率が100%の状態では流体ではなく障害物として、流動解析を行う流動解析工程と、前記溶融金属が前記型内に充填する際の溶融金属の温度変化の状況を数値解析手法を用いて、前記入力条件と前記固相率に従って所定の時間間隔毎に前記型および前記溶融金属間の熱の移動量から温度解析を行う温度解析工程と、を含むことを特徴とする流動凝固解析方法。
IPC (4件):
B22D 46/00 ,  B22D 17/32 ,  G01N 25/02 ,  G06F 19/00
FI (4件):
B22D 46/00 ,  B22D 17/32 Z ,  G01N 25/02 B ,  G06F 15/46
Fターム (12件):
2G040AA05 ,  2G040AB02 ,  2G040AB08 ,  2G040BA08 ,  2G040BA24 ,  2G040CA10 ,  2G040CA15 ,  2G040CA18 ,  2G040CB03 ,  2G040DA02 ,  2G040EB02 ,  2G040HA16

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