特許
J-GLOBAL ID:200903084421760963

内燃機関のバルブタイミング調整装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 服部 雅紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-011777
公開番号(公開出願番号):特開平10-205311
出願日: 1997年01月27日
公開日(公表日): 1998年08月04日
要約:
【要約】【課題】 位相制御精度を向上させ、消費電力を低減させるバルブタイミング調整装置を提供する。【解決手段】 中間部材26は、カムプーリ2およびカムシャフト1とヘリカルスプライン結合している。カムシャフト1の位相を進角させる場合、ウォーム33で固定されたワンウェイクラッチ28によりスプラインガイド32の回転が規制されないので、おねじ部材16は前方向の移動が妨げられない。また中間保持時は、ワンウェイクラッチ28によりスプラインガイド32の逆方向回転が規制されるため、おねじ部材16の位置が保持される。さらにカムシャフト1の位相を遅角させる場合、ウォーム33の回転によりおねじ部材16が後方向へ移動する。したがって、位相変化動作の前後にロックピンの作動を必要としないので、位相制御精度を向上させることができる。また中間保持時、コイル23およびDCモータ34が無通電となるため、消費電力を低減することができる。
請求項(抜粋):
駆動側回転部材と、前記駆動側回転部材に対して同軸上に設けられかつ相対回転可能に支持されていて前記駆動側回転部材によって回転駆動される被駆動側回転部材と、前記2つの回転部材の間に配置され軸線方向に移動することにより前記2つの回転部材を相対回動させて回転位相を変更する位相変更部材と、前記位相変更部材を軸線方向に移動させる位相制御装置と、位相差を保持するロック機構とを備え、前記位相制御装置は、前記駆動側回転部材に対し前記被駆動側回転部材の位相を進角させる進角制御手段と、前記駆動側回転部材に対し前記被駆動側回転部材の位相を遅角させる遅角制御手段とを有することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング調整装置。

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