特許
J-GLOBAL ID:200903084423611779

並列計算機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-241094
公開番号(公開出願番号):特開平6-019856
出願日: 1991年09月20日
公開日(公表日): 1994年01月28日
要約:
【要約】【目的】並列計算機において、プロセス間データ転送のオーバヘッドを削減するため、あるクラスタにあるプロセスの仮想空間から他クラスタにあるプロセスの仮想空間へのデータ転送を、オペレーティングシステム内部に設けたバッファへのコピーをすることなく実行する。【構成】プロセスの仮想空間の一部に実メモリに常駐する通信領域11を設け、通信領域11にクラスタ内で一意の識別子を与える。データ転送時に送信プロセスが送信命令を出すと、送信先プロセスの名前から、送信先プロセスがあるクラスタアドレスと通信領域の識別子を決定し、送信元プロセスと送信先プロセスの通信領域相互間で直接データを転送する。【効果】プロセス間のデータ転送時のユーザ空間とオペレーティングシステム内部に設けたバッファの間のコピーをなくすことでプロセス間データ転送のオーバヘッドを削減することができる。
請求項(抜粋):
1台以上のプロセッサと該1台以上のプロセッサにより使用される主メモリとからなる複数のクラスタと、該複数のクラスタを接続するネットワークとを具備し、それぞれのクラスタにおいて少なくとも1つの仮想空間が割当てられた、少なくとも1つのプロセスがOSの制御下で実行される並列プロセッサにおいて、それぞれのクラスタで実行されているプロセスがそれぞれ使用する仮想空間内の所定の位置に位置し、所定の大きさを有する仮想の通信領域にマッピングされるべき実の通信領域をそれぞれのクラスタ内の主メモリに常駐させ、送信元クラスタで実行中の送信元プロセスに割当てた実の通信領域から、送信先クラスタの、送信先プロセスに割当てた実の通信領域に、送信データを転送するプロセッサ間通信方法。

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