特許
J-GLOBAL ID:200903084481329374

成形性および焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 豊田 武久 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-045252
公開番号(公開出願番号):特開平7-228957
出願日: 1994年02月18日
公開日(公表日): 1995年08月29日
要約:
【要約】【目的】 自動車用ボディシート等に使用される成形加工用Al合金板として、成形性、焼付硬化性に優れ、かつ室温での経時変化の少ない板の製造方法を提供する。【構成】 Mg0.3〜1.5%、Si0.5〜2.5%を含有し、さらにCu,Zn,Mn,Cr,Zr,V,Fe,Tiの1種以上を少量含有するAl合金鋳塊を均質化処理、熱間圧延、冷間圧延した後、500°C以上で溶体化処理して100°C/min以上の冷却速度で380〜480°Cに冷却し、その温度で1〜180秒保持処理して100°C/min以上で150°C以下に冷却する(請求項1)か、または前記と同じ溶体化処理後、100°C以上の冷却速度で150°C以下に冷却してから改めて380〜480°Cに180秒以内再加熱した後、150°C以下に100°C/min以上で冷却(請求項2)し、その後96時間以内に、最終熱処理として50〜150°C×0.5〜50時間の安定化処理を行なう。
請求項(抜粋):
Mg0.3〜1.5%(重量%、以下同じ)、Si0.5〜2.5%を含有し、かつCu0.05〜1.2%、Zn0.05〜1.5%、Mn0.03〜0.4%、Cr0.03〜0.4%、Zr0.03〜0.4%、V0.03〜0.4%、Fe0.05〜0.6%、Ti0.005〜0.2%のうちから選ばれた1種または2種以上を含有し、残部がAlおよび不可避的不純物よりなる合金を素材とし、鋳塊に均質化処理を施した後、熱間圧延および冷間圧延を行なって所要の板厚の圧延板とし、その圧延板に対し、500°C以上の温度で溶体化処理を行なってから100°C/min以上の冷却速度で380〜480°Cの範囲内の温度まで冷却し、続いてその380〜480°Cの範囲内の温度で1〜180秒保持する熱処理を行なった後、100°C/min以上の冷却速度で150°C以下の温度まで冷却し、その後96時間以内に、50〜150°Cの範囲内の温度で0.5〜50時間保持する安定化処理を行なうことを特徴とする、室温での経時変化が少なくかつ成形性および焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板の製造方法。
IPC (2件):
C22F 1/05 ,  C22C 21/02

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