特許
J-GLOBAL ID:200903084487245237

密閉電池の安全装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-085400
公開番号(公開出願番号):特開平8-287894
出願日: 1995年04月11日
公開日(公表日): 1996年11月01日
要約:
【要約】【目的】 電流遮断機構から溶接部をなくし、かつ、設定内圧値に対する電流の接続から遮断への切換のための調整,設定の容易化を図る。【構成】 封口体2の周囲を絶縁ガスケット5を介してかしめ固定することにより電池缶1の開口部1aを封止する。封口体を、導電材料製の剛性円板状封口蓋6、貫通孔10の挟持溝11に密着して挟持させた絶縁材料製の保持部材7、頭部8bが当接して封口蓋と電気的に接続され本体部8cが保持部材の内周面に密に嵌合されて先端面に発電要素3からのリード線4が接続される導電材料製の安全弁8、及び、キャップ状正極端子9で構成する。本体部の外径設定により外周面と保持部材の内周面との間の摺動摩擦力が設定内圧値の電池缶内圧に基づく安全弁への押圧力より小となるようにし、設定内圧値を超えると本体部が上方に相対移動して頭部を封口蓋から離し、さらに内圧が上昇すると凸部8dが保持部材を通過して凹溝8e,ガス抜き孔9aを通してガス抜きされ内圧開放される。
請求項(抜粋):
発電要素が電池缶の内部に収容され、その電池缶の開口部を密閉する封口体に設けられる密閉電池の安全装置において、上記封口体は、上記電池缶の内部に臨んで開口する貫通孔を有し電池缶の内圧に対抗して実質的に変形しない剛性を有するように形成された導電材料からなる封口蓋と、導電材料により形成され上記貫通孔に外方側から電池缶内部に挿通されて電池缶の内圧上昇により相対移動する安全弁と、絶縁材料により形成され上記貫通孔の内周面もしくは上記安全弁の外周面のいずれか一方の周面に密着して配設され他方の周面との間に所定の摺動摩擦抵抗力を発揮するよう密に嵌合して上記貫通孔を封止する環状の保持部材とを備え、上記安全弁は、上記貫通孔より大きい外径を有し上記封口蓋の外面側に配置されてその封口蓋の外面に当接された頭部と、この頭部から上記保持部材を貫通して先端が電池缶内方側に突出しその先端面に上記発電要素からのリード線が接続されたピストン状本体部とを備え、上記他方の周面と保持部材との間の摺動摩擦抵抗力は、電池缶の内圧が上昇して設定内圧値に達するまではその内圧に抵抗して上記安全弁の相対移動を阻止した状態に保持する一方、上記設定内圧値を超える内圧の作用により上記安全弁を電池缶の外方側に相対移動させて上記頭部と封口蓋との当接を離すように設定されていることを特徴とする密閉電池の安全装置。
IPC (2件):
H01M 2/12 101 ,  H01M 2/08
FI (2件):
H01M 2/12 101 ,  H01M 2/08 C

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