特許
J-GLOBAL ID:200903084520888653

細流含浸と熱浸漬ローリングのための1成分エポキシ樹脂系

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-083316
公開番号(公開出願番号):特開平7-292078
出願日: 1995年03月15日
公開日(公表日): 1995年11月07日
要約:
【要約】【目的】一成分系エポキシ樹脂による含浸法の提供【構成】加熱した回転している巻線の含浸用樹脂の細流滴下又は浸漬用樹脂の浴中の浸漬により上記巻線を固定するための方法。含浸、浸漬用樹脂は、エポキシ樹脂(A) 及びエポキシ樹脂の重合開始剤(B) からなる組成物である。開始剤(B)は、成分(B1)又は(B2)又は(B1)と(B2)の混合物であり;(B1)は、例えば(η6 -クメン)(η5 -シクロペンタジエニル)Fe-II化合物のヘキサフルオロアンチモネート又はヘキサフルオロホスヘートのような紫外線照射により活性化され得る化合物であり、そして(B2)は例えばヘキサフルオロアンチモン酸=N-ベンジルキノリニウムと1,1,1,2-テトラフェニル-1,2- エタンジオールの混合物に所望により2-エチル-2- ヒドロキシメチル-1,3- プロパンジオールを添加した熱活性化され得る開始剤である。重合開始剤はブロックされているので貯蔵安定性が高い。
請求項(抜粋):
加熱した回転している巻線上へ浸漬用樹脂を細流滴下(trickling) することにより又は加熱した回転している巻線を含浸用樹脂を満たした浴中に浸漬することにより巻線を固定するための方法であって;その方法は、(A)エポキシ樹脂 及び(B)エポキシ樹脂の重合開始剤からなる組成物を浸漬用樹脂として使用することからなり、上記開始剤(B)は、下記の成分(B1)又は(B2)の一つ又は(B1)と(B2)の混合物であり、そして(B1)は、式I,IIa,IIb又はIIc:【化1】(式中、aとbは各々他と独立して1又は2を表し;R1 はπ-アレーンを表し;R2 はπ-アレーン又はπ-アレーンのアニオンを表し;R3 、R4 とR5 は各々他と独立して炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数2ないし18のアルケニル基又は炭素原子数5ないし18のアリール基を表し、各々は未置換であるか又は、アルキル基、アルコキシ基、フェニル基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基及びハロゲン原子からなる群から選択される1員又は1より多い員により置換されており;qは、1ないし10の整数を表し;[X]- は、[LQm ]- アニオン又は部分的にフッ素化された又は過フッ素化された(perfluoro) 脂肪族又は芳香族スルホン酸のアニオンを表し;Lは、B、P、As又はSbを表し;Qは、フッ素原子を表し;そして置換基Qのあるものは、ヒドロキシル基であってもよく;そしてmは一つだけ増加するL価に相当する。)の紫外線照射により活性化され得る化合物であり;そして(B2)は、(a)1又は2個の窒素原子を含有する芳香族複素環式化合物と、BF4 - 、PF6 - 、SbF6 - 、SbF5 (OH)- とAsF6 - からなる群から選択されるハロゲン化錯陰イオン(complex halide anions) との第四級アンモニウム塩の少なくとも1種と、、及び(b)少なくとも1種の熱的ラジカル生成体(thermal radical former)(b1),(b2),(b3)又は(b4)からなる混合物を含有する熱活性化され得る開始剤であり;(b1)は、式III ;【化2】〔式中、Arは、フェニル基、ナフチル基、又は炭素原子数1ないし4のアルキル基又は塩素原子で置換されているフェニル基を表し;R6 はヒドロキシ基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、-O-CO-R8 基又は-OSiR9 R10R11(式中、R8 は炭素原子数1ないし8のアルキル基又はフェニル基を表し、そしてR9 、R10とR11は各々が互いに独立して炭素原子数1ないし4のアルキル基又はフェニル基を表す。)を表し;R7 は炭素原子数1ないし4のアルキル基又はシクロヘキシル基を表すか又はArと同じ意味を持つ。〕のジアリールエタン誘導体であり;(b2)は、式IV:【化3】(式中、Ar、R7 、R9 とR10は式III におけるのと同じ意味を持ちそしてnは2-20である。)のオリゴマーであり;(b3)は、有機ペルオキシ化合物であり;そして(b4)は、キノンである;方法。
IPC (2件):
C08G 59/68 NKL ,  H01B 13/00 517
引用特許:
審査官引用 (2件)

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