特許
J-GLOBAL ID:200903084549877235

ガスタービンの動翼シール構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 堀田 実 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-189727
公開番号(公開出願番号):特開平8-061092
出願日: 1994年08月12日
公開日(公表日): 1996年03月05日
要約:
【要約】【目的】 高温の燃焼ガスに曝されても発生する熱応力が低く、動翼振動のおそれが少なく、かつ軸方向に動翼が熱膨張してもケーシングと動翼との接触抵抗が小さい、ガスタービンの動翼シール構造を提供する。【構成】 ケーシング7の内面にハニカム材8が張り付けられており、動翼10が、互いに密着して回転軸と同心のリングを形成するシュラウド部12と、シュラウド部の半径方向外方に設けられたフィン部14とを有する。フィン部の半径方向外縁は、ハニカム材にわずかに切り込むように回転軸と同心の円弧状に形成され、フィン部の軸方向下流側の側面に、ハニカム材を切削する切削層が形成されている。この切削層は、フィン部側面の円周方向の一部分に向かってプラズマスプレイすることにより形成され、スプレイ部の円周方向前後になだらかな傾斜面を有している。
請求項(抜粋):
ガスタービンの動翼先端とこれを囲むケーシングとの間隙を流れるガス流量を低減するためのシール構造であって、ケーシング内面に薄い金属箔からなるハニカム材が張り付けられており、各動翼は、その先端部付近に設けられ互いに密着して回転軸と同心のリングを形成するシュラウド部と、該シュラウド部の半径方向外方に設けられ隣接する動翼と密着してリング状の中空円板を形成するフィン部と、を有し、フィン部の半径方向外縁は、前記ハニカム材にわずかに切り込むように回転軸と同心の円弧状に形成されており、フィン部の軸方向下流側の側面には、ハニカム材を切削する切削層が形成されている、ことを特徴とするガスタービンの動翼シール構造。

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